100万円獲得でうれしい気持ちが爆発

――今回は、100万円獲ったら何に使おうかと考えて臨みましたか?

Toshl:前回はファンクラブの集いみたいなのをやらせていただんです。今回もファンの方に還元できたらいいなと思っていたんで、“ガトーショコラファンミ”に続いて、“モンブランファンミ”をやれればいいなと思って参加しました。

能町:私は前回、自分が出てる深夜番組(『久保みねヒャダこじらせナイト』)の予算に…みたいなことを言ったんですけど、それは意味がないので自分で使ったほうがいいなと思いまして、今回はテーマにも絡めて旅行に使おうかなと思って臨んでいます。

――Toshlさんは前回100万円を獲得された直後は、どうされたんですか?

Toshl:あの日は、スタッフと一緒に乾杯して、みんなでドンペリを空けました。興奮して眠れない夜を過ごしましたね(笑)。1週間くらいすごい集中して勉強したので、うれしい気持ちが爆発しましたね。

――クイズ番組初挑戦でしたもんね。

Toshl:やっぱり、あのセンターステージに立つと緊張するんですよ。暗記したものが、真っ白になってしまうのが怖かったので、とにかく冷静にと思って、深呼吸をしながら舞台に立たせていただいたんですが、1問正解したらなんとなくだんだん落ち着いてきて、すごく集中力が出てきたんです。そこからは、ただボタンを押すというよりも、すごく大切なもののように「お願いします」という気持ちでボタンに手を置かせていただきました。でも、どこかで決断して勝負をかけないといけないんで、間違えてもいいから早押しで負けないようにしようという気持ちも込めて、バシンと押しました。

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    能町みね子 (C)フジテレビ

なんとも言えない“輪”ができる

――あらためまして、『99人の壁』の魅力はどんなところでしょうか?

能町:最近、いわゆる一般参加型のクイズ番組って少なくなってるじゃないですか。私が子供の時代は結構そういうのが多くて、『クイズ100人に聞きました』とか『タイムショック』とか、一般の方が盛り上がるあの感じに、子供心にすごく憧れみたいなのがあったので、まず視聴者参加型っていう喜びがありますね。それと、クイズって本当に強い人が固まってる業界が存在するんですけど、この番組は1点に限ってめちゃくちゃ詳しいジャンルがあれば子供でも出れて、老若男女問わない形式になっているのが、すごく絶妙だなと思いますね。それから私はともかく、Toshlさんがひな壇に座って、本当にガチでやるっていうところが、今の時代だなと思いました(笑)

Toshl:本当に老若男女関係なく参加できて、なんでか分からないけど仲間意識が生まれて、敵なんだけど応援するという、なんとも言えない“輪”ができるんですよね。そういうのが心温まる気持ちになって、最後はすごく心地良いんです。やっぱり番組って、そういうのが大切なんだなって思いました。あとは、なんと言っても二朗さんの司会が独特過ぎて(笑)。抜てきしたスタッフの皆さんのセンス、それに応える二朗さんの力量はすごいですよね。あの二朗さんが人柄が出る司会があるからこそ、みんなが打ち解けられるし、1つになれる感覚があるので、こんな素晴らしい番組をよく考えたなと思います。本当に番組のファンになって今回も出せていただいたんですけど、次回もお邪魔じゃなければ、ひな壇から始めたいと思います(笑)