ピジョンは8月20日、さく乳器「母乳アシスト」シリーズを全面リニューアルする。3つのリニューアルポイントに加え、新登場の専用アプリ「Pigeon Switch(ピジョン スイッチ)」で母乳育児をサポート。両胸を同時にさく乳できる「母乳アシスト 電動Pro Personal+」を新たに加え、全国で全4商品を発売する予定だ。
このリニューアルを記念して、7月19日、フクラシア丸の内オアゾにて新商品発表会と「ピジョン『育児中のママが語る私の母乳育児』座談会」が行われた。
3つのリニューアルポイント
まずは、今回の3つのリニューアルポイントについて。「フィット」「準備」「さく乳」という「さく乳3段階」からヒントを得たという。
≪さく乳3段階≫
【フィット】ママのおっぱいとぴったりフィットさせること
【準備】準備段階の弱い吸引刺激を与えて、母乳を乳管の出口に集めること
【さく乳】集まった母乳を負担なく効率よく出すこと
ポイント1. さく乳口パッドが優しくしっかりフィット
直接肌に触れるさく乳口パッドに、エアクッション構造を採用。ママのおっぱいにより優しくフィットし、快適に授乳ができるようになった。使用したママ達からも「肌触りが優しい」「密着感がよかった」「空気の漏れを防ぎやすかった」などの声が集まっているという。
サイズも「レギュラー」「ラージ」の2サイズ展開で、よりフィット感あるさく乳が可能だ。また、さく乳口も改良し、従来品よりも透明度をアップ。搾乳中のおっぱいの様子がより見やすくなった。
ポイント2. "赤ちゃんここちリズム"で母乳の分泌を促す
「赤ちゃんここちリズム」とは、従来の一定な吸引リズムではなく、赤ちゃんが実際にママのおっぱいを飲んでいる時のような、自然なリズムのこと。授乳時、赤ちゃんは母乳を飲みながら呼吸していて、毎回違う強さで吸い、休み(ポーズ)も入る。さく乳リズムに変化を加えることで、より自然で心地よいさく乳を実現し、母乳の分泌を促す効果があるそうだ。
ポイント3. 連動アプリでママに合う搾乳リズムを
新開発の専用アプリ「Pigeon Switch(ピジョン スイッチ)」は、リモコンと同じような役目を果たす機能だ。Bluetoothで「母乳アシスト 電動Pro Personal/母乳アシスト 電動Pro Personal+」と連動することで、アプリオリジナルの吸引リズムをさく乳器本体に転送・追加できる。
また、ママの体調や気分に合わせてリズムを変えることで快適な搾乳ができるほか、さく乳時間が自動的にアプリに記録される。さく乳量・授乳量の記録も可能で、さく乳した母乳の保存期限の管理や、赤ちゃんの身長・体重を記録して成長管理を行うこともできる。
さく乳器で母乳育児をもっと快適に
さく乳器を使うことで、「母乳が順調に出ているママ」と「まだたくさん飲めない赤ちゃん」のペアなら、飲まれない分の母乳をさく乳して出しておくことができる。このように、ママと赤ちゃんの組み合わせに足りない部分をさく乳でカバーすることができるのだ。
母乳育児をしたいママは増えている反面、さく乳器の購入者は全体の39%とまだまだ少ない。授乳には一回平均12分かかり、それが日に何回もあることを考えると、さく乳器の必要性は高いと言えるだろう。とくに、便利な電動タイプの売れ行きは伸びてきており、利用者の満足度も高いとのこと。
なお、手動タイプにも今回、人間工学に基づいた「エルゴノミクスハンドル」を搭載。ママの楽な角度でさく乳できるよう、ハンドルの角度を調整可能に改良したという。従来品よりも手などの筋肉の負担が軽減されることが実験で確認されており、自分で強さや速さを細かく調整したい方には、手動タイプがおすすめだ。