取れない汚れには秘密兵器をプラスα

雑巾で拭くことで、ベランダ全体の泥汚れは取れたものの、黒ずみを完全には落としきれませんでした。そこで、とくに汚れが残っている場所には重曹を振りかけて、そこにレモン汁をかけました。

  • 重曹でベランダ掃除!ドロドロのベランダがスッキリ -ハーフ大掃除のススメ

    重曹にレモン汁をかけると……

重曹のアルカリとレモン汁の酸が反応して、泡が発生します。この泡が汚れを浮かしてくれるそう。

しばらく放置したあと、雑巾でベランダをこすったら、写真ではわかりにくいですが、随分と汚れが薄くなったように感じました。

  • 重曹でベランダ掃除!ドロドロのベランダがスッキリ -ハーフ大掃除のススメ

    しばらくして雑巾で拭くと、汚れが薄くなっている

一つだけ注意すべき点は、掃除が終わったあとはしっかりと真水でベランダ全体を洗い流すか、真水で濡らした雑巾で拭き取る必要がある点です。筆者は真水で濡らした雑巾で全体を拭きましたが、重曹を流しきれていない箇所があり、ベランダが乾いたあと、白く残ってしまいました。

終わったつもりで道具も片づけたあとにまた洗い流すのは大変なので、重曹でベランダを掃除する場合は、その点に気をつけてください。

重曹でベランダのハーフ掃除をやってみて

汚れが取れてスッキリとしたベランダを見ると、汚れを見て見ぬフリをしていたつもりが、しっかりとその影響を受けて、ストレスに感じていたことを実感しました。とにかく気持ちがいい!

  • 排水溝周りの黒ずみが消えてスッキリ!

  • 重曹でベランダ掃除!ドロドロのベランダがスッキリ -ハーフ大掃除のススメ

    全体の色も変わったようだ

とはいえ、下準備から最後の仕上げまで、今回はベランダ掃除に1時間半近くかかりました。もし、これが年末の大掃除なら、きっと途中で「寒いからまた今度にしよう……」と諦めていたはずです。

ベランダ掃除は、戸外で水を使う掃除です。考えてみると、冬にするにはあまりにも辛い掃除ですよね。大掃除は年末にするもの、という思い込みがあると、「寒くても、冷たくてもそれが当たり前」「我慢しなくては!」と思いがちです。

でも、ただ掃除をする時期を変えるだけで、こんなに掃除がラクになるのなら、試してみる価値は十分にあるのではないでしょうか。

寒い時期は体も縮こまってしまいがちだし、気持ちもネガティブになりがちです。わざわざそんな時期に気持ちを奮い立たせて苦手な掃除、後回しにしてきた掃除にチャレンジするよりは、体を動かしやすく、気持ちもポジティブになりやすい時期に、大掃除に取り組むのは、理にかなっていると思います。

ぜひ、見て見ぬフリをしている場所こそ、ハーフ大掃除を取り入れてみませんか?