ポケモンGOも気がついてみればローンチから2年が経過。2周年を記念してかどうかはわからないですが、さらなる楽しさを追求すべく、大幅なアップデートが行われました。その名もフレンド機能。基本的にソロ活動が中心だったポケモンGOでは革新的な、トレーナー同士で交流する機能です。今回は、このアップデートを中心に解説していきます。
瀬尾:岡安さん、フレンド機能が追加されましたよ!! 他のトレーナーとフレンド登録することで、アイテムを送り合えたり、一緒にバトルするとボーナスがもらえたりと、今までになかった楽しさがありますね。
岡安:昨年(2017年)のローンチ1周年のときは、レイドバトルと新しいジムが追加されたので、周年のときは大きなアップデートがお約束になりそうな感じがします。
瀬尾:なるほど、じゃあ3周年のときはもっとすごくなりそう。今回のフレンド機能ですが、フレンドコードを送り合えば、フレンドとして登録されるんですよね。
岡安:フレンドコードは、ポケモンGOユーザーひとりひとりに割り当てられた12桁の数字で、フレンドになりたい相手に教えます。フレンドコードを入力して相手に申請すると、相手側に申請承認の知らせが届くんです。承認されると、晴れてフレンドになれます。
瀬尾:ああ、SNSでいえば、Twitterのように勝手にフォローできるわけではなく、Facebookみたいに友達申請して、相手側の許可が必要なわけですね。
岡安:そう。だから基本的に、リアルの知り合いと楽しむ機能ですよ。もちろん、フレンドコードをSNSなどに公開して、それを見た人が申請してくれば、不特定多数の人とフレンドになれますけど。
瀬尾:へえ、知らない人とフレンドになって、恋人になれれば……ふふふふふ。
岡安:フレンド機能によって、トレーナー同士でコミュニケーションがとれるといっても、メッセージ機能はないので、会話ができません。なのでまったく知らない人と知り合って恋に発展することはないと思いますよ。あと、フレンド登録の上限は200人ですけど、「ギフト」というアイテムを開封できるのが1日20個までなので、あまりにも多くの人とつながっても、対応できなかったりします。
■「ギフト」について先取り解説
「ギフト」はポケストップや、ジムのフォトディスクを回したときに一定の確率で入手できるアイテムです。フレンドに送るためのアイテムで、ゲットしたギフトを自分で開けることはできません。中には回復アイテムやボール、きのみなどが入っています。このあと詳しい解説があるので、読み進めてみましょう。
瀬尾:ああ、なるほど。フレンドにはなったけど、つながっているだけって感じですね。なんかLINEにそんな人がたくさんいます。
岡安:で、ギフトとアイテム交換について解説しましょう。アイテムをフレンドに送れるようになりましたが、すべてのアイテムが送れるようになったわけではありません。というか、ギフトという新アイテム以外は送れないんです。
瀬尾:まじすか。岡安さんから、ふしぎなアメを500個くらい送ってもらおうと思ってたのに……。
岡安:まあ送れたとしても、瀬尾さんにふしぎなアメを送る義理はないですけどね。で、ギフトなんですが、これは普通のアイテムと同様にポケストップを回すとゲットできます。ジムのポケストップでももらえますよ。このギフトは自分で開封できません。人からもらったギフトのみ開けられます。
瀬尾:なるほど。では、ポケストップでゲットしたギフトは人に送る以外に役立たないわけですね。
岡安:そうです。しかも10個までしか持てないので、ため込んでいてもしょうがない。フレンドに送ってしまうのがいいわけです。
瀬尾:何個も送れるんですか?
岡安:残念ながらひとりのフレンドには1日に1つしか送れません。しかも、送ったギフトをフレンドが開封していなければ、新たなギフトを送ることができないんです。
瀬尾:まじすか。知り合いの女の子なんて、開けてないプレゼントが部屋にたくさんありましたよ。ポケモンGOは優しい世界ですねえ。
岡安:意味がわかりませんが、そんな感じです。で、ギフトが送られると、フレンドがギフトを獲得したポケストップの名前が書かれたギフトカードのようなものが一緒についてきます。「ああ、どこどこで拾ってきたギフトなんだぁ」と、相手を思いはせることができるわけですよ。
瀬尾:でも、自宅近所のポケストップからゲットしたギフトばかりを送られてくると、自宅のある場所が絞り込めてしまいませんか?
岡安:その危険性はなきにしもあらず。なので、基本的にはもともと知り合いで、お互いに家の場所くらいは知っている人とフレンドになるのがいいわけです。知らない人とフレンドになってギフトを送るなら、渋谷駅とか新宿駅くらい人通りがあって、場所を特定したところで人探しなんて不可能なポケストップのギフトを使うしかないでしょう。
瀬尾:なるほど、そんな回避策が。ちっ。
岡安:フレンド機能では、フレンドになった日数によって、友好ランクが変わるんです。知り合いからはじまり、友達、仲良し、親友、大親友まで到達します。友好ランクが上がるごとに、得られる恩恵も増えていきます。
瀬尾:一緒にバトルしたときにもらえるボーナスも増えるんですよね。
岡安:そうなんです。レイドバトルでは大親友になると、プレミアボールが4つももらえるので、もはや友達レベルの人と一緒にレイドバトルをしている余裕はないわけですよ。友達とレイドバトルをしても、プレミアボールは1つももらえませんから。
瀬尾:伝説ポケモンのレイドバトルではなおさらですね。