チャレンジを終えて…

10日間のモニター終了後、松本さん夫婦にスマートスピーカーを使った感想を聞いてみた。

  • IoTで育児をもっと楽に! もし、話しかけるだけで育児記録が付けられたら…

    笑顔で感想を話す松本さん一家

――どのように使っていましたか?

愛子さん:授乳時間と回数の確認、おしっことうんちの回数管理に使っていました。オムツを替えたあと片付けながらコマンドを言うなど、「ながら」使いがとても便利でした。いちいち手を止めなくていいので。

――10日間経って、育児に変化はありましたか?

愛子さん:話しかけるだけなので、記録忘れがほとんどなくなりました。子どもの一日のことが正確な時間できちんと把握できて、すごく役に立ちました。

岬さん:かなり離れた位置から話しかけても反応してくれるので、朝起きたときなど、布団のなかから声をかけても認識してくれるのはすごくありがたかったですね。

愛子さん:のんびり子どもと過ごしたいときに携帯に向かうことなく、子どもとの時間を楽しめることが、育児の余裕につながったと感じました。一日のまとめを見て、「昨日はこうだったから今日はこうしよう」とか「昨日は授乳回数がちょっと少ないけどなんでだろう」といった、子どものちょっとした変化にもすぐ気が付けるようになりました。

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    「子どもとの時間を楽しめることが、育児の余裕につながった」と話す愛子さん

――パパの育児参加や夫婦のコミュニケーションについてはどうでしょう?

愛子さん:チャレンジ初日に、パパが仕事から帰ってきてすぐに「大変さがわかった……」と言ってくれたんです。それだけでも、今までの4カ月間が少し報われた気がしました。

岬さん:授乳回数やおしっこ、うんちの回数などが、リアルタイムでLINEに届くので、「おしっこってこんな頻度でするんだ!」とか、「寝たと思ったらこんなにすぐに起きるんだ!」とか、いろいろな発見がありましたね。

愛子さん:最近、子どものうんちがゆるくて一日に何度もしていたのですが、「今日うんち多かったけどどうしたの?」って、パパから聞いてきてくれたもんね。

岬さん:普段の生活リズムがわかったので、休日など、ママに確認しなくても自分からミルクを作ったり、オムツを替えたり、今まで以上に育児に参加できるようになりました。

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    「今まで以上に育児に参加できるようになった」という岬さん。侑くんにミルクをあげる様子も心なしかスムーズだ

愛子さん:これまでは、「パパはわかってない! 私がしっかりしなきゃ!」と必要以上に気を張ってピリピリしていたのですが、今は「ここは任せても大丈夫かな」と少しリラックスして育児ができるようになりました。


今回のモニターをとおして、育児や夫婦のコミュニケーションなど、さまざまな変化があったという松本さん。ママとパパそれぞれが毎日の育児を「自分事化」できたことが、いい変化につながったようだ。

こうしたきっかけの一つ一つから、大変な育児が少しずつ楽しいものに変わっていくのかもしれない。

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    「IKZAP10日間チャレンジ」を終えて、笑顔の松本さん一家

※この仕組みは今回のプロジェクトのために開発されたものです。実用化はされていません。