ネクタイ
ネクタイは、ニットタイがおすすめです。通気性が高く清涼感があります。カラーはブラックが基本ですが、最近はバリエーションも増えています。しかし、多色使いは避けましょう。そのほか、綿素材、麻素材のタイも夏向きです。
会社のロッカーに色違い2本のタイを常時用意しておけば、急な来客や外出も安心ですね。
シューズ
以前別の記事でもお伝えしましたが、シューズが全体のフォーマル度を決めます。ノーネクタイでも、シューズ選びが最も重要です。
本来のビジネスシューズのほかに、ブラックかホワイトのレザースリッポン、スニーカーでもレザー製でシンプルなデザインなら大丈夫です。上級者を目指すなら、スエードのダブルモンクやスリッポンがおすすめです。それ以下のフォーマル度の低いカジュアルシューズは避け、くだけ過ぎないように注意しましょう。
ベルト
ベルトとシューズのフォーマル度は、同程度に合わせます。ベルト自体の素材はレザー以外でも構いませんが、重要なのはバックルです。バックルのデザインがスタンダードでシンプルなものを選びましょう。ベルトとシューズが正しければキッチリ感は心配無用です。
下着
夏は汗をかくので、下着が必要です。ベタベタになって肌が透けてしまっている見苦しいシャツ姿は避けたいものです。色はホワイトかベージュ。シャツの下のTシャツが透けて柄が見えたりするのはNGです。素材は夏向きの通気性のいいもので、丸首か浅いVネックが最適です。
ビジカジスタイルの正解はコレ
【A】
ニットアンコンジャケット/ネイビー
ウールパンツ/ライトグレー
ギンガムシャツ/ブルー
ニットタイ/ベージュ
アイビーベルト
レザースリッポン/ブラック
【B】
ポロシャツ/ホワイト
チノパン/ベージュ
ブラックレザーベルト
ビジネスシューズ/ブラック
これらはどれを選んでもきちんとコーディネートできるものばかりです。是非参考にしてみてください。
筆者プロフィール: たかぎこういち
スタイルアドバイザー。タカギ&アソシエイツ代表。1952年大阪生まれ。若くして輸入服飾雑貨卸業を大阪で起業。その後1998年現フォリフォリジャパングループとの合弁会社取締役に就任して以来、アニヤ・ハインドマーチ、オロビアンコ、リモワ、マンハッタンポーテージ等の海外ファッションブランドを日本市場に紹介、成功させる。
また、「東京ガールズコレクション」「デザイナーズ&エージェント」など国内外のファッションイベントにも参画。現在は日本のビジネスパーソンのファッションリテラシー向上を目指して体系化したオリジナルの「6ポインツ・メソッド」を伝えるべく、「日経DUAL」「WEDGE Infinity」などへの記事執筆や文化服装学院、東京モード学園で講師としても活動中。
著書に「オロビアンコの奇跡」「LIKABLE GUY STYLING FILE」共に繊研新聞社刊「一流に見える服装術」日本実業出版社他。
イラスト:田島 重則