「極暑」なんていう言葉が出るくらい、今年の夏は、ことさら暑い。7月の段階でこれなんだから、果たしてこの夏を乗り切れるのか! ?と心配になってしまうほどだ。まして、日夜営業に、接待にと飛びまわっているビジネスマンは体力勝負。ここはひとつ、上野の自然食ビュッフェレストラン『大地の贈り物 上野店』で開催中の『うなぎ尽くしのスタミナ増強フェア』(7月2日~9月2日期間限定)で、バリバリ働くパワーをもらおうではないか。
まったく新しいうなぎ料理を提案
さて、マイナビニュースには2度目の登場となる『大地の贈り物 上野店』。2カ月ごとに、新たなフェアを開催しているのだという。前回は「ホット&スパイシーフェア」で気合いを注入してもらったわけだが、今回はさらに「スタミナ増強」ときた。今回はどんな思いを込めてこの企画を立てたのか? 前回に引き続き、若きイケメン料理長・岡崎智彦さんに話を訊いてみた。
「やっぱり、日本人が夏場にスタミナをつける、と言ったらうなぎ」ということで、このフェアを始めることになったそうだが、素人目に見ても、個性の強いうなぎという食材で創作料理を作る、しかも10種類も! となると、相当なチャレンジだったのでは! ?
「いや本当、そうなんですよ(笑)。うなぎの持っているポテンシャルが高すぎるというか、食材としての存在感が強すぎるんですよね。だから、どうしても足し算よりも引き算にならざるを得ないので難しかったですね。なので今回合わせる食材は、いくつかの意外性のあるもの以外は、うなぎよりも個性のないものを選んで組み合わせているんです」
なるほど、美味しくて新しいうなぎ料理を生み出すには、なかなか苦心したようだ。中でも、もっとも研究を重ねて誕生したのが「うなぎチョコクランチ」。え~! ソフトクリームに乗ってるこれ、うなぎなんだ!?
「毎回、フェアのたびにデザートも考えるんですけど、うなぎを使ったデザートを作るとなると、結構悩みました。色々考えて思いついたのが「うなぎチョコクランチ」なんです。魚のふっくらした食感、脂って、デザートにはミスマッチなので、うなぎをオーブンで低温で焼いて、脂を抜いてカリカリにしたものをチョコレートと合わせてクランチにしています。うなぎのタレは甘いですし、チョコとのそもそもの相性は絶対合うと思ったんですよね」
なるほど! 確かにうなぎのタレの甘さをチョコに置き換えて考えるなんて、さすが岡崎料理長。相当な自信作のようなので、早速食べてみよう! かと思ったけれど、やはりデザートは一番最後のお楽しみにしておこう。というわけで、まずは王道メニューの「うなぎ蒲焼き」「うなぎの握り寿司」を食べて、肝心なうなぎの味をチェック。
王道も変わり種も美味なうなぎ料理
食べ放題だからって舐めちゃいけない。だって、見てみ、この肉厚なうなぎ! 食べ応えがある厚さだけど、身がふっくらしておりとても柔らかい。そしてなんといっても味付けが良い。甘すぎないタレに合わせているおかげで、しつこくないからどんどん食べられる。他のメニューとのマッチングを考えられた味付けになっているのだ。
生意気にも「うなぎチェック」をさせてもらった後は、他のメニューを食べてみた。気になるのが、「うなぎとモッツァレラチーズのピザ」。料理長、なんでもピザに乗ってりゃいいってもんじゃないよ?本当に美味しいのこれ?
「うなぎが持つ食材としてのポテンシャルって、トマトとの相性も良くて、チーズをかぶせても負けないことが今回作ってみてわかったんですよ。たぶん、うなぎのピザってあんまりどこもやっていないと思います」
どうやらこちらも自信作の様子なので、食べてみると……美味い。確かにトマトともチーズともバッチリ相性良い感じで、まったく違和感なし。モッチリサクサクの生地と、厚めにカットされた存在感のあるうなぎの、身と皮の噛み応えのコントラストが楽しめる。レギュラーメニューにしてもいいのでは? というくらい美味しかった。料理長、疑ってごめん(毎回謝ってる気がする)。「うなぎとトマトの冷製パスタ」でも、トマトとの組み合わせの良さが発揮されて美味しかった。