TVアニメ『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』第一話の先行上映会&キャストトークショーが6月30日、東京・TOHOシネマズ上野にて開催された。7月5日からの放送を控えた同作の第一話を映画館のスクリーンという大画面で観られるだけでなく、キャストから直接作品のセールスポイントなどを聞くことができる、貴重なイベントとなった。
▼キャストも唸る! 美麗な映像に注目
イベントは第一話の先行上映からスタート。動きまくるカッコいいOP映像に続き、バトルシーンにお色気シーンにといろいろな意味で迫力満点の本編、そして原作のイラストを担当している鶴崎貴大氏が描き下ろしたイラストが彩る美麗なEDと、TV放送前からこの上なく素敵な環境で作品を堪能することができた。
上映後には、キャスト登壇のトークショーを開催。この日登壇したのは、ディアヴロ役役の水中雅章、シェラ・L・グリーンウッド役役の芹澤優、レム・ガレウ役役の和氣あず未、シルヴィ役役の大久保瑠美、本作の担当編集・講談社の庄司智氏の5名だ。
主演を張る水中は、今の気持ちを「アフレコの1話から絵が綺麗だったんですけど、それを凌駕する迫力ある映像で、すごく驚きました! ディアヴロを演じられてよかったです!」と感激の様子。芹澤も「この画面で観たらさぞ大迫力だったのでは?」と、シェラの"体の一部"に触れつつ、「"いい意味で頭がからっぽ"な、深く考えすぎずに思ったこと・感じたことを行動に移せるまっすぐでピュアな女の子」とその魅力を紹介していた。
また、和氣は「レムはシェラと違って"ストーン"っていう感じの子なんですけど、レベルはシェラより高くて。冷静な子なんですけど、シェラと言い合いになるときはムキになっちゃうような子供っぽい部分も兼ね備えています」と紹介。
続く大久保は、1話には登場していなかったものの「サラマンダーの炎が綺麗で、魔法バトルも見どころです!」と観る側としての意見を披露。加えて「初イベントの子はイジりたくなる」と、「"ボイン"と"ストーン"、どっちが好き?」とこの日が初イベントで若干緊張の面持ちの水中へ質問。センターに誘われた水中は、「どちらかと言うと……ボインですね」と回答し、和氣と大久保がふたりでグチりあう……というコントを成立させていた。
庄司氏も「アニメ化にあたって期待していた、ヒロインの魅力もディアヴロの二面性というポイントも、200%超えて表現してくれている」と絶賛し、当日読み上げられた原作者・むらさきゆきや氏のコメントでも、「ここまで清々しいアニメ化は妄想の中にもありませんでした。すべての関係者の皆様と観てくださるすべての方々に感謝したいです」とまたも絶賛。水中も「夢という意味だと、僕もこの現場ですごくかなっていますので、感謝しかないです」と続けていた。
▼OP/EDテーマの裏側に迫る
さて、続いての話題はOPテーマ「DeCIDE」。こちらはSUMMONARS 2+として芹澤と和氣がメインパートを、コーラスパートを大久保に加え原由実(アリシア・クリステラ役)と加藤英美里(エデルガルト役)が担当。
まず主線側の代表として和氣が「すごくかっこいい曲なんですけど、レムで歌うとなると難しくて。終盤、シェラとレムで歌い方が違うところがあるんですが、そこはあえて『対比があっていいかも』ということで録り直さずに使っていただきました」とアピール。
続けてコーラス側からは大久保が、「『キャラクター感を大事にしてほしい』と言われて歌ったんですが、シルヴィは元気でかわいい感じなのでそこに寄せつつ、でも主線がかっこいいのでそれを聴きながら録っていましたね」とレコーディングを振り返っていた。
またEDテーマ「最悪な日でもあなたが好き。」は、芹澤の1stシングル表題曲。こちらは1コーラスを聴くことができたのはこの上映会が初だったのだが、芹澤の反響を求める「いかが、でしたでしょうか?」への拍手の大きさが好評ぶりを感じさせていた。また、この曲は芹澤にとって念願の初アニメタイアップ。先ほどの水中の発言になぞらえる形で「私もこの作品に夢を叶えさせていただきました」と感謝を述べる。楽曲にはシェラからディアヴロへの想いもうかがえるようなものとなっており、「みんなにいっぱい歌ってもらって、私にもみんなにも大事な曲になればと思っています」と語っていた。