ヤマダ電機と船井電機(FUNAI)は7月4日、ヤマダ電機グループで独占販売しているFUNAIブランドのテレビとブルーレイディスクレコーターのラインアップを一新した。目玉となるのは、録画機能を標準で備える4K有機ELテレビ「7010」シリーズだ。都内での発表会の様子をレポートする。

  • ヤマダ電機と船井電機(FUNAI)が新たに投入する4Kタイプの有機ELテレビ「FUNAI 7010シリーズ」

今回のリリースで、FUNAIテレビのラインアップは6シリーズ14機種、ブルーレイディスクレコーダーは3シリーズ6機種となる。いずれも発売日は7月14日で、ヤマダ電機グループ全店舗で販売する。

  • 新製品のラインアップと予想実売価格

このうち、有機ELテレビの7010シリーズは、最上位の65V型「FE-65U7010」と55V型「FE-55U7010」の2機種を用意。価格はオープンだが、市場想定価格はFE-65U7010が税別399,800円、FE-55U7010は税別259,800円。ヤマダ電機の独占販売のため価格競争はなく、この価格がほぼそのまま初出の店頭売価になると見てよいだろう。

7010シリーズは、スタンドが正面から見えない構造で、下部のスピーカーによって画面がわずかに浮いたデザインとなり、超狭額縁と相まって映像だけがそこにあるような没入感を演出。また、上部が奥に少し傾くことで、視聴中の圧迫感を避けている。

  • 7010シリーズの65V型モデル「FE-65U7010」

  • 奥行きは46mm。画面はわずかに上向きに傾いている

有機ELパネルの解像度は3,840×2,160ドットで、独自開発の映像処理エンジン「クリアピクスエンジン 4K HDR OLED」を搭載する。ピーク輝度を高めた最新世代のパネルを使っており、漆黒からきらびやかな極彩色まで、有機ELならではのダイナミックレンジとハイコントラストで4K HDR映像を映し出す。

また、Ultra HDブルーレイの標準規格である「HDR10」や、4K8K衛星放送のHDR規格「HLG」に対応。Dolby Visionにも対応する。

フロントスピーカーは、フルレンジ×2、ウーファー×2、パッシブラジエーター×4という構成。実用最大出力は15W+15W+10W+10Wのマルチアンプ駆動で、2.2chの迫力ある立体的なサウンドが楽しめる。正面から見たときに、スピーカーの中央が青く光るギミックも採用する。

  • 画面下部のフロントスピーカー

インタフェースはHDMI入力×4、ビデオ入力×1、ヘッドホン出力×1、光デジタル音声出力×1、USB×2(HDD録画用とUSBメモリー用)、有線LAN×1。いずれも、スタンドの背面部に配置している。このほか、IEEE802.11acに対応した無線LANも内蔵する。

  • 本体右手に電源や入力切替、チャンネル、音量などのボタンを配置