Mozillaは、6月26日(現地時間)にFirefoxの新バージョンとなる「Firefox 61」をリリースした。前バージョンの60からは、60.0.1~60.0.2がリリースされている。60.0.1では、以下の修正と変更が行われた。
- いくつかのアドオンがインストールされている状態で、長期間にわたりコレクタの休止していると無効に
- 「Sponsored Stories」オプションを解除した後、新しいタブページではすぐに「Sponsored content」カードの表示を停止
- タッチスクリーンデバイスでは、ズーム不可能なページでのモーメンタム(慣性)スクロールの修正
- macOS上でNVIDIA Webドライバを更新すると、Google Mapsが黒い画面になるのを修正
- ハイコントラストモードで新しくタブ、ウィンドウを開くとき、正しいデフォルトの背景を使用
- WindowsでのFirefoxアンインストーラで、再度、翻訳
- 言語パックを使用している場合、[環境設定]翻訳の不具合を修正
- macOSでは、WebVRがデフォルトで無効に
60.0.2では、以下の修正と変更が行われた。
- 開発者ツールのInspectorパネルでノードが足りていなかった問題を修正
- OS X 10.11以前で、サードパーティのフォントマネージャを使用している際のフォントレンダリングを修正
- NSSを3.36.1から3.36.4へ更新:
--最近、TLS 1.3に更新されたサーバーに接続すると、SSL_RX_MALFORMED_SERVER_HELLOエラーが発生する問題の修正
--macOSで、PK11またはWebAuthnなどの認証トークンに関連してクラッシュする問題を修正
NSS3.36.2および3.36.4のリリースノートを参照
また、以下のセキュリティアップデートが行われた。
- Skiaライブラリにおいて細工された「SVGファイル」を処理した際、ヒープバッファオーバーフローが生じる問題の修正
セキュリティレベルは最高である。
Firefox 61のインストール
すでに自動アップデートが可能な状況になっているが、ここでは手動でアップデートする方法を説明しよう。Firefoxメニューの[ヘルプ]→[Firefoxについて]を開くと更新が自動的に開始される。[再起動してFirefoxを更新]をクリックする(図1)。
アップデート後のFirefox 61は、図2のようになる。
新規に、Firefox 61をインストールする場合、FirefoxのWebページからインストーラをダウンロードする(図3)。
[今すぐダウンロード]をクリックし、保存したファイルをダブルクリックして、 インストールを開始する(図4)。
画面の指示に従い、インストールを進めてほしい。