■総評
調査の結果、1日の平均睡眠時間は「6~7時間未満」が最多で半数以上の52.8%という結果となった。以下、2位「5~6時間未満」(17.3%)、3位「7~8時間未満」(13.3%)、4位「4~5時間未満」(8.3%)、5位「3~4時間未満」(5.4%)と続いた。「8~9時間未満」は1.8%、「9~10時間未満」は0.8%、「2~3時間未満」は0.4%とごく少数だった。また、「2時間未満」や「10時間以上」と回答した人はいなかった。
睡眠時間の長さに満足しているかとの問いには66.1%が「いいえ」と答え、3分の2ほどの人が現在の睡眠時間に不満を持っていることがわかった。これを睡眠時間別に見てみると、「7~8時間未満」では睡眠時間に満足している人が68.7%であったのに比べ、「3~4時間未満」では11.1%、「4~5時間未満」は11.9%、「5~6時間未満」は16.1%、「6~7時間未満」でも35.3%と、やはり睡眠時間が少なければ少ないほど満足度が低い傾向があった。ただし、「8~9時間未満」になると満足度は44.4%とやや下っており、多くの人が適正な睡眠時間を「7~8時間未満」程度と考えている様子がうかがえる。
現状の睡眠時間に満足している理由としては、「ちょうどいい」「調子がいい」「昼間眠くならない」「これ以上寝るとかえってダルくなる」など、シンプルなコメントが多く寄せられた。一方で、不満足な理由としては、「仕事の関係でこれ以上の時間を確保できない」「子育てに追われ、短くなりがち」「寝つきが悪い」「眠りが浅く、すぐ目覚めてしまう」「ついつい夜更かしをしてしまう」などの声が挙がった。
特に、仕事の関係でどうしても睡眠時間が少ないくなってしまうという人は多い。夜勤があったり、勤務が不規則だったりすると、なかなか十分な睡眠時間を確保するのは難しい状況が垣間見える。仕事上、運転をしなければならない場合などは、深刻な問題にもなりかねないので注意が必要だ。
また、加齢や体調の変化などで、深く眠ることができなかったり、寝てもすぐに目覚めてしまうといった声も目立った。こちらは、単に睡眠時間の長さだけではなく、睡眠の"質"もポイントになっているようだ。
そのほか、TVやビデオ、ゲームやインターネットに興じて、夜更かししてしまうというコメントもあった。こちらは自己管理の問題かもしれないが、心情的にはとても共感できる理由となっている。
これから季節は盛夏へと向かい、ますます寝苦しい夜は増えるに違いない。昼間に良質なパフォーマンスを発揮するためにも、ぜひ快適な睡眠を確保したいものだ。
調査時期: 2018年6月5日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 504人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません