【実践3】アルミホイルで、後片付けもスマートに
「炭火の後片付け」にも気を配ろう。地面に残った炭火をぶちまけて水を掛けて……なんていうのはカッコ良くない。女子は、そんな姿を必ずチェックしているはずだ。
それに、火が残る炭に水を掛けるのは、爆発的に熱水と灰が飛び散り、危険ですらある。炭火専用の「火消し壺」や水を張った「バケツ」を用意しておこう。残った炭は持ち帰るか、処理場所があれば消火を確認してそちらへ。
そして、火を起こす前にこんな工夫をしておけば、片づけもスマートに行える。BBQ用の「超厚手アルミホイル」をBBQコンロに敷き詰めておくだけ。これならBBQコンロも汚れずに済む。なお、普通のアルミホイルでは薄すぎ、炭火の熱で焼き切れてしまうので要注意。
フォトジェニックなBBQは、レイアウトに注意
いつものBBQ、あっちに木炭、こっちにクーラーボックスと、運び込んだときの乱雑な状態のまま開始していないだろうか?
これはスマートではない。
まずは、それぞれの荷物をそこに置く理由を明確にしよう。BBQコンロを中心に、「機能美を備えたレイアウト」を目指すべき。たったそれだけで、BBQスペース全体がスッキリ。フォトジェニックなBBQスタイルが完成する。
レイアウトの基本的な考え方は、部屋の間取りを考えることと似ている。廊下やリビングのど真ん中にガスレンジや冷蔵庫、つまりBBQコンロやクーラーボックスを置いたりはしないはず。そして、アウトドアならではの要素「風向き」を考慮に加えて、見映えがする置き方を工夫してみよう。
ポイントは「動線」づくり。動線とは、焼き上がった料理を運んだり、席を立ったりするときに必要なスペース。手近なスペースである分、クーラーボックスやゴミ袋などを置きがちになってしまうので注意しよう。この点に気を配るだけで、案外スッキリ片付いて見える。
BBQコンロの背後に、調理台代わりに使えるテーブルが1台あると便利。食材を入れたクーラーボックスはそのテーブル横へ。クーラーボックスは、大きなもの1台にまとめるより、中程度の大きさのものを選び、食材とドリンクなど内容別に、2台以上に分けるのがオススメ。冷気を保ちやすく、使い勝手も良い。
風向きは、現地に到着したなら、真っ先に確認しておこう。もちろんBBQコンロの位置は「風下側の端」。うっかり風上に置いてしまうと、BBQを楽しんでいる間中、皆が煙に燻されることになる! そして、「風上側のBBQスペース中央」に皆でくつろげるテーブルをお忘れなく。