話題作出演の手応えと日曜劇場への思い
――朝ドラ『ひよっこ』や日曜劇場『陸王』など話題作への出演が続き大活躍ですが、役者としての自信や手応えは感じていますか?
いろいろな作品でご一緒している先輩方と比べたら僕の経験なんて全然まだまだだと思っていて、もちろんどの現場でも収穫があり、挑戦と反省の繰り返しです。たまに少しの手応えを感じるときもあるので、そこを自信に変えてまた新しいことに挑戦したいと思っているんですけど、難しいですね。自分がこうしたいと思ったものと、視聴者の方がいいなって思うものが違ったりするので、自分がしっくりきているだけではダメなんだなと最近思うようになりました。だから、楽しいけど、難しいなと思っています。
――TBSの日曜劇場出演は、『下町ロケット』『陸王』に続いて3作目です。日曜劇場への思い入れはかなりあるのかなと思うのですが、いかがですか?
『仮面ライダードライブ』後のドラマが『下町ロケット』でした。それから約2年半ぶりに『陸王』のオーディションに参加させていただき、大きな役をいただけたのはすごくうれしかったですし、福澤(克雄)監督とまたご一緒できたというのもうれしくて。そして、今回また三度目ということで縁を感じましたし、幸せだなと思いました。たくさんの方が注目している日曜劇場というやりがいもあるし、その分責任もあるので全力でやらないといけない。どの作品もそうですけど、やはり日曜劇場となるとさらに力が入りますね。
――日曜劇場主演を期待しているファンも多いと思います。
もちろん目標ですけど、でもまだまだです。
――あらためてドラマの見どころをお願いします!
渡海先生もほかの先生たちのキャラも強烈で、いろんな先生目線で見ることができます。それぞれの先生の思惑があって、細かい表情が後々ああいうことだったのかってつながってくるのがおもしろいですし、手術シーンがすごくかっこよく映っているので、医療現場で戦う外科医のかっこよさ、凄みみたいなものを感じていただけたらうれしいです。そして、僕が演じている世良がどれだけ成長するか、医者としてどういう生き方をしていくのかにも注目していてください。
竹内涼真
1993年4月26日生まれ、東京都出身。185cm。血液型A型。趣味&特技はサッカー、歌。2013年、女性ファッション誌『mina』の男性専属モデルオーディション「minaカレグランプリ」で、2,457人の中からグランプリを獲得。2014年、『仮面ライダードライブ』の主演に抜てきされ注目を集める。主な出演作に、ドラマ『下町ロケット』(TBS)、『時をかける少女』(日テレ)、『ラストコップ』(同)、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、『過保護のカホコ』(日テレ)、『陸王』(TBS)、映画『青空エール』(2016年)、『帝一の國』(2017年)、『ラストコップTHE MOVIE』(2017年)など。また、8月1日に主演映画『センセイ君主』の公開が控える。
場面写真=(C)TBS