COMPUTEX会場には、日本市場で流通する主要メーカーに加え、地域ローカルの電源メーカーやODMに特化したメーカーなど、さまざまなメーカーが電源製品を展示している。ここでは、基本的に日本市場でも流通している大手を中心に、展示されていた新製品を紹介していこう。
マザーボードメーカーの電源では、久しぶりにGIGABYTEで新製品が展示されたが、ASUSも「ROG」で電源を発表し注目を集めた。「ROG THOR」と名付けられたこの電源は、1200Wの80PLUS Platinum認証モデル。フルプラグインであることに加え、側面には光る(OLED)ROGロゴを、ファンカバーにも彫り込みでROGロゴを設けている。もちろんAURAに対応した制御ができるようだ。
ヒートシンクデザインにこだわっており、マザーボード用にも似たヒートシンクは「20%よく冷える」そうだ。内部基板もユニークで、1次側の直前にノイズリダクション用と見られる巨大なコイルを巨大なヒートシンクで挟んだ構造、奥の2次側は電解コンデンサを搭載するサブ基板も見え、プラグインコネクタ用基板にもバイパスコンデンサ用の固体コンデンサが確認できる。
同じようにOLEDの側面パネルを用いていると思われるのがColerMasterの「XG GOLD 750」。こちらのパネルは面積も大きく、そこにロゴや負荷、ファンの動作などを表示できるとのこと。ASUSTeKのAURAに対応するようだ。
スペックとしては80PLUS Gold認証で降るプラグイン、ファンが13.5cm角の静音タイプといった内容。カバーを開けた内部も展示されていたが、スッキリしたレイアウトで、とくに2次側に電解コンデンサが見当たらない独特の設計だ。
すでに光る電源は各社から登場しているが、Enermaxも「REVOLUTION RGB」をリリース予定だ。表示器を用いたものではないが、この電源も側面ロゴも光るので、こちらで紹介したい。
「REVOLUTION RGB」はREVOLUTIONシリーズの80PLUS Goldを受け継ぐフルプラグインモデル。搭載するRGBリングファンは、上辺下辺が発光するデザインで、奥行き感を感じられる。側面のREVOLUTION RGBロゴはリングファンと同期して発光する。なお、RGB制御はスイッチ式で、マザーボードとの接続なしでも設定変更できる。