セガが手がける、期待のアイドル育成アプリゲームプロジェクト『Readyyy!』プロジェクト。ゲームに登場する新人アイドルを演じるのは、フレッシュな新人声優たちだ。彼らが声優として成長する姿を追えることも、本プロジェクトの魅力となっている。
第1回は正統派アイドルユニット「SP!CA」のメンバーに話を聞いた。
第2回となる今回は、元気の良さがウリの「摩天ロケット」の4人を演じるキャストたちが登場。まだライブや生放送番組などの活動が始まったばかりだが、4人が集まるとにぎやかにトークが進む様子から、すっかり打ち解けているようだ。その仲の良さの秘密は……?
▼「普段はチキン」と言われる澤田だけど……?
――まず、演じているキャラクターのご紹介をお願いします。
澤田 僕が演じている藤原蒼志は「摩天ロケット」のリーダーで、「おっとり高貴な春風殿下」というキャッチフレーズの通り、ゆったりした空気をまとったマイペースなキャラクターです。でも、おっとりはしているけど芯はしっかりしていて、周囲を俯瞰で見ているタイプ。人のいいところを見つけて褒めて伸ばすのが得意なリーダーですね。
――演じている澤田さんについてもお伺いしたいと思います。ほかの3人から見て澤田さんはどんな印象がありますか?
大町 鋼の心を持っている男。いい意味でブレないよね。あと、こう見えてすごくお茶目なんですよ。
服部 真面目なようでお茶目だし、考えているようで考えていないよね(笑)。
――どんなところがお茶目なんですか?
大町 スイーツが好きで、美味しそうなものを見つけた途端にメロメロになっちゃう。
服部 ふざけるときも自然な流れでふざけるよね。
大町 グミを食べていたから、「それちょうだい」って言ったらなぜか自分がかじったやつを分けてくれて(笑)。あれはびっくりした。
梅田 天然なのかな?
大町 「摩天ロケット」のキャストは天然が多いよね。
――天然っぽいけれど、芯がしっかりしているところは蒼志くんとの共通点でしょうか?
服部 近いですね。さわちゃん(澤田)は僕たちが緊張していると、落ち着かせてくれるんですよ。
大町 ライブの直前に僕たちが「間違えないようにしなきゃ」ってナーバスになっていると「あとは楽しむだけだから」って言ってくれるんだよね。でもライブが終わったら一番最初に泣くっていうお茶目さもある(笑)。
――蒼志はグループのリーダーですが、澤田さんもリーダー的な役割を担っていると。
澤田 でも、ステージの直前だけですね。
大町 普段は基本的にチキンだよね(笑)。4人でやるって決めたことも「これどうしようかな、やろうかな、やめようかな……」って悩んでいる。「やるって言ってるでしょ!」ってメンバーで勇気づけています。
▼チームのおかん、大町
――いいチームワークですね。続いて、大町さんが演じる伊勢谷全のご紹介をお願いします。
大町 僕が演じている伊勢谷全は、「摩天ロケット」の中で唯一のオラオラ系で、とにかくなんでも一番になりたい男です。でも、真逆なことにかわいいモノが好きな一面もある(笑)。自分でぬいぐるみも編めるんです。
――そんな全を演じる大町さんは、3人から見てどんな人物ですか?
梅田 僕らのなかでは一番しっかりしていて、大人っぽい。でも、ふとしたときに甘えるのも好きですね。
服部 女性的なイメージがある。ダンスも繊細だし。
梅田 そうだね、ふとしたときの目線が女性っぽくてセクシーだなって思う。
大町 初めて言われたわ(笑)。
澤田 まあ、女心を知りたかったらまちさん(大町)に聞けって感じだよね。共感力が高いなって思います。
――たとえばどんなところで共感力が高いなと思いましたか?
澤田 みんな頑固なところがあるので、たまに意見がぶつかるんですけど、そんなときにうまく束ねてくれます。このままじゃ意見がぶつかって分裂しちゃうなってときも、みんなの話を聞いてうまく調整してくれるんです。
服部 あと、みんなでどこか行くこともある。自主レッスンするときもだいたいまちこ(大町さん)が計画を立ててくれるよね。
大町 それはみんなが何もやらないだけだから!(笑)。次の日の予定を全然立てないままでみんな解散しちゃうんですよ。で、当日のお昼に「今日はどうしようか」って連絡がくる。僕はそういうのをやめて計画を立てたいタイプなんです。
――チームのおかん的な存在でしょうか。
服部 おかんが近いかもね。全はおかんキャラじゃないけど。
大町 キャラとの共通点の話ができない……(笑)。
梅田 でも、ぬいぐるみが好きなところは似てない? まちさんの影響で、みんなでゲーセンにぬいぐるみを取りに行くことが増えたよね。
澤田 確かに、かわいいものが好きなところは似ていますね。
▼誰の夢にも登場する服部
――全と共通したギャップですね。続いて、服部さん演じる真田淳之介について教えてください。
服部 淳之介はなぜアイドルになったの? というくらいにお笑いが大好きで、お笑いにかける想いがとても強いキャラクター。アイドルになったのも、人を笑顔にさせたいって気持ちが根幹にあるんです。その場の空気を察する力に優れていて、ツッコんだり、まとめたりして、直感で場の空気を和ませることができます。
――他の3人から見て服部さんの印象は?
大町 ひとりだけ違う声優事務所なんですよ。だから、最初は気を遣わせちゃうかなって思っていたんですけど、全然そんなことなかったね。
梅田 コミュ力おばけ。
大町 本当に誰とでも仲良くなれちゃう。
梅田 そうちゃん(服部)はすごいんです。さわちゃんの夢に出てきたこともあったし、僕の母の夢にまで出て来たんですよ。ある日、母から「夢の中で想之介くんとあんたが兄弟になってたよ」って言われたことがあって(笑)。不思議な魅力があるんでしょうね。
澤田 夢の中にまで、すぐ侵略してくる(笑)。
服部 なにそれ!(笑)。
澤田 それだけ人のふところにすっと入ってくるってこと。それに、場を明るくしてくれる存在です。
――そこは淳之介との共通点?
大町 あー、淳之介とは逆かもしれない。淳之介は場をツッコんでまとめるタイプだけど、そうちゃんはボケたいタイプでしょ? さわちゃんと二人で、ずっとわちゃわちゃとふざけあってるイメージ。
梅田 そんなとき、まちさんと僕は「あいつらうるせーぞ」っていう周りの空気を察して「声でかいけど大丈夫っすかね……」って心配している。これがいつもの「摩天ロケット」のキャストです(笑)。