ビジネスマンにつきものなのが、地方出張。仕事先でその土地ならではのグルメと出会い、帰宅後も「出張先で食べたあの味が忘れられない……」と遠い地方に思いを馳せている人もいるはず。その点、日本全国の美味しいものが集まっているのが、東京の良いところ。今回は、『屋台屋 博多劇場 池袋東口店』(東京都豊島区)で本格的な九州博多の味を楽しんできた。
コンセプトは『九州博多の屋台村』
各線池袋駅東口から徒歩3分ほどの路地にある『屋台屋 博多劇場 池袋東口店』は都内に30店舗以上展開している「屋台屋 博多劇場」の新店で、5月1日にオープンしたばかり。『九州博多の屋台村』をコンセプトにしている同店。お店を立ち上げるにあたり博多中洲の屋台を飲み歩いたという代表が、「おでん、串焼き、鉄鍋餃子等、博多中洲の屋台の味を大集結させた『劇場型』の酒場を作りたい」というイメージを持ってオープンさせたのが、「屋台屋 博多劇場」の始まり。
本場の中洲の屋台で食べるような餃子の焼き加減や食感を表現するまでには、かなり時間がかかったとのことで、試行錯誤の末、生まれたのが「名物 鉄鍋餃子」(税別290円)だという。お店のダントツNO,1人気メニューだ。
他にも、新鮮な肉や野菜を使った各種串焼きや、「鉄板明太玉子」(税別480円)や「炙り明太子のポテトサラダ」(税別450円)といった、一般的に博多の名物として思い浮かぶ食材をアレンジしたメニューもあり。もちろん、シメには「屋台のとんこつラーメン」(税別550円)もある。定番名物から創作料理まで、幅広いラインナップが楽しめるのが特長となっている。
「名物 鉄鍋餃子」のお味は
さて、では早速「名物 鉄鍋餃子」をいただきます。毎日手包みしているという餃子の餡は想像以上に肉々しくてギッシリ。野菜はかなり細かくされているようだ。鉄板でパリっと焼かれた表面と、モチモチ柔らかい皮、そしてこの餡。「パリッモチッジュワ~」の、餃子の美味しさを表す擬音そのままじゃないか。めちゃくちゃ美味い!
特に皮の『パリッ』と『モチッ』の差が普通の餃子より際立っている感じ。博多の餃子は、最初に焼き、次に蒸す時間があり、最後は揚焼きにするため、こうした独特な食感になるのだそうだ。
そして、1個のサイズは結構小さめに見えるのだが、意外と食べ応えがあって腹持ちが良さそうだ。そのまま食べてもいけるが、柚子胡椒をつけてみると、鮮やかな香りでさらに食欲が進む。これは名物になるわけだ~。