インターネットを活用したユーザー体験の向上を目指しているのが「コネクテッドメディア」です。技研では、テレビとスマホをつなぐ新たな取り組み「ハイコネ・ライブラリ」の標準化に向けて取り組みを進めています。これについては、別記事『NHK技研、スマホとテレビとネットをつなげる新技術・サービス - 「ハイコネ・ライブラリ」を一般公開』を参照いただければ幸いです。

このほか、技研内の講堂8Kシアターでは、超高精細映像の8Kコンテンツ(約12分)を、22.2マルチチャンネルによる3次元音響で楽しめます。上映コンテンツは「NHKバレエの饗宴2018」「フィギュアスケート」「サカナクション ライブ2017」など。なお、入場は定員制となっています。

  • NHK放送技術研究所「技研公開2018」

    超高精細映像の8Kコンテンツが、大迫力の3次元音響で楽しめる講堂8Kシアター

体験型展示として、家庭のリビングルームの近未来をイメージしたものが展示されていました。身の回りにディスプレイがあふれる時代。家族それぞれが、8K高輝度HDRディスプレイ、スマートグラス、テレビ視聴ロボット、テーブル型3次元ディスプレイ、携帯型3次元ディスプレイなど好みの機器を使って、自由にコンテンツを楽しむシチュエーションが描かれていました。

NHKでは、こうした放送・サービスのスタイルを「ダイバースビジョン」というキーワードで訴求しています。2018年12月にはスーパーハイビジョンの本放送を開始するNHK。ダイバースビジョンをさらに前進させるべく、NHK技術研究所では日夜、新技術の開発が進められています。

  • NHK放送技術研究所「技研公開2018」
  • NHK放送技術研究所「技研公開2018」

    様々なディスプレイで思い思いにコンテンツを楽しむダイバースビジョン。近未来のリビングは、非常に賑やかなものとなりそうです