スクウェア・エニックスが手掛けるiOS/Android対応のアプリゲーム『プロジェクト東京ドールズ』。本作は己の死を超え「ドール」となった少女たちにより結成されたアイドルグループ「DOLLS」が東京を守る為、未知の脅威である「ピグマリオン」と戦う、という美少女タップアクションRPGである。
今回はアイドルグループ「DOLLS」の一員であるヤマダ役を演じる遠藤ゆりかとアイドル事務所ドールハウスの所長を務める斑目セツナ役の明坂聡美にインタビューを敢行。キャラクター・楽曲などゲームの魅力に加えて、自身の過去や東京への印象などについても話を聞いた。
▼アフレコ台本の分量に驚き
――まず、『プロジェクト東京ドールズ』がどういったゲームなのか、改めて教えてください。
遠藤 一言で言うと、9人のアイドルが東京の平和を守るために戦うゲームです。ただ、そのアイドルたちはみんな一度死んでおり、感情と記憶を代償に命と超常の力を得た「人形」(ドール)たちなんですよ。主人公は表向きはアイドルのプロデューサー、裏ではドールたちのマスターとして9人の少女たちと生活をしながら未知の脅威である「ピグマリオン」から街を守っていきます。
明坂 また、ドールたちは感情も記憶も失っています。ただ、「少女迷宮」と呼ばれる彼女たちのイメージが投影された心の迷宮を進んでいくことで、記憶を徐々に取り戻していきます。彼女たちの記憶を取り戻していくことも本作の楽しみのひとつです。
――最初にゲームを触った時、いきなり血だらけの少女が倒れているイラストが現れて、驚きました……。
明坂 アイドルグループ「DOLLS」のファンであったサクラが血だらけで倒れているシーンから始まりますもんね……。私もいきなりすぎて、「あれ、初っ端からバッドエンディングかな」と思ってしまいました。
――ゲーム開始数分でかなりの衝撃が走りました。お二人は本作を最初に知った時、どんな感想を持ちましたか?
明坂 かなりヘビーな物語だと思いました。また、アフレコ台本の分量にもビックリしましたね。このゲームは9人それぞれに物語があって、ストーリーに厚みがあります。プレイしていると一つ一つの物語が終わる度に「ふー」と息をつくくらいの緊張感があります。物語を読むときはそれこそ戦闘に行くような感覚になるんですよ。
――本作は数あるスマホゲームの中でもかなりストーリーにも重きを置いていますよね。
遠藤 ボイスをかなりたくさん収録しました。スマホゲームだと「やぁ!」というアクションのボイスとちょっとしたキャラクターボイスを録るというパターンが多いので、ここまでガッツリと収録したのは本当に珍しかったんです。
――先ほどからスマホゲームのお話が出ていますが、お二人は普段どのくらいスマホのアプリゲームをプレイされますか?
遠藤 自分が出演している作品のほか、女性向けのゲームが好きでよくプレイしています。
――いわゆる「乙女ゲー」と呼ばれているジャンルですね。
遠藤 そうです!
明坂 よく男性をスマホに入れて連れまわっているよね。
遠藤 最近も新しい男の子をね(笑)。今はAIの男の子を育てています。
明坂 あれ、この前までは囚人じゃなかった?
遠藤 そう! 1回200円でキャラクターを手に入れられるアプリもあるからすぐ課金しちゃう。
明坂 すごい! 恋人が200円って考えたら安いね。
遠藤 飾りとかもつけてくれるからすぐに課金しちゃう(笑)。
――前にTwitterで乙女ゲームに登場する主人公の女性を攻略するゲームが欲しいともおっしゃられていましたね。
遠藤 そうなんですよ! 私、乙女ゲームの主人公ちゃんも好きなので! 主人公ちゃんを攻略したいですね。
――色々なゲームを愛を持ってプレイされていることがよく分かりました。つづいて明坂さんはいかがですか?
明坂 私も自分が出ている作品は一通りプレイしています。基本的に何かしらのゲームを毎日触っていますね。周期によってハマるゲームが変わり、いまは人狼ゲームの周期がきています。一気に熱して、周期がきたら次のゲームにハマる、そして一年くらいしたらまた前にやっていたゲームにハマるというのを繰り返しています。
――普段からかなりスマホのアプリゲームをされているんですね! ちなみに本作はスクウェア・エニックスさん制作のアプリですが、お二人は何かスクウェア・エニックスさんのゲームをプレイされたことはありますか?
遠藤 『すばせか』(すばらしきこのせかい)にハマっていました。渋谷の街で死神と戦うというゲームだったのですが、私も高校生の頃に渋谷の街によく行っていたんですよ。ゲーム自体はもう少し小さい頃にプレイしていたのですが、ゲームの内容を思い返しながら渋谷の街を歩いていた記憶があります。
明坂 私は古いものになると「iモード」の時代に携帯でプレイできたチョコボのゲームですね。目の前にあるブロックを押しながら脱出するゲームをやっていた記憶が残っています。実は『FF』(ファイナルファンタジー)自体はあまりやったことがないのですが、スピンオフ的な作品にはたくさんお世話になってきました。あとは自分が出演している『グリムノーツ』もやっています!