さて肝心の「あそぶ」パートですが、こちらもかなり作り込まれています。単なるミニゲームと思いきや、たとえばバイクToy-Conでは自分でコースを作成したり、ピアノToy-Conでは本格シンセサイザー並みの「録音スタジオ」機能が用意されているなど、単品アプリケーションとしても十分成立する作りです。Toy-Conの耐久性が試されるほどに、相当長い時間遊べます。
「わかる」パートでは、自分が作ったToy-Conがどのような仕組みで動いているのか学べます。自分で作れば構造は大まかにわかりますが、ここではどのような技術が使われているのかを、丁寧に解説してくれます。作ったオモチャが子どもにとってブラックボックスにならないのが、ニンテンドーラボのすごいところです。
プログラム作成機能でオリジナル作品も作れちゃう
最後に忘れてはならないのが「Toy-Conガレージ」。これは、入力(ボタンを押す、画面をタッチするなど)、中間(タイマー、NOT、ANDなど)、出力(振動、音を鳴らすなど)を組み合わせて、プログラムを作成できる機能。
それこそ自作の段ボール細工と組み合わせれば、無限の楽しみが生まれます。単に用意されたToy-Conを作るだけでなく、自分の力でオリジナル作品の製作にも挑戦できるわけです。
今年の夏休みの自由工作の宿題では、ニンテンドーラボで作った作品が多数提出されるのではないでしょうか? ちなみにTwitterの公式ハッシュタグ「#ラボ作品」や、「#ニンテンドーラボ」でチェックすると、トイコンユーザーの力作を楽しめます。
Nintendo Switchが発表されたときには、IRカメラ(赤外線カメラ)を搭載するなんてずいぶんオーバースペックなコントローラーだなと不思議に思っていましたが、ニンテンドーラボを見据えての仕様だったのでしょうね。
Nintendo Laboで遊べる現代の子どもに嫉妬していても時間は戻りません。Nintendo Switchを持っている全大人はニンテンドーラボを購入しましょう! 眠れぬ夜にゆったりとToy-Con作りに取り組めば、無心なひとときを過ごせること間違いなしです。