■総評
調査の結果、仕事のモチベーションをあげる・維持するための習慣や心がけていることが「ある」と答えた人は全体の6割近い、59.2%となった。モチベーションをあげる・維持するために行っていることは、「楽しいことや、好きなもので気分転換」が22.3%でもっとも多かった。以下、「ポジティブシンキングを心がける」(17.3%)、「目標・計画の設定/自己啓発」(14.0%)、「休む/睡眠をとる」「楽しい予定やご褒美を用意する」(各9.3%)、「生活習慣の見直しや改善」(7.3%)、「体を動かす/声を出す」「人とコミュニケーションを取る/大事な人のことを考える」(各4.7%)、「成功をイメージする」(4.0%)と続いた。「その他」は7.0%だった。
約6割近くが「仕事のモチベーションをあげる・維持するための習慣や心がけていること」があり、その内の2割以上が「楽しいことや、好きなもので気分転換」していることが分かった。趣味に没頭したり、好きなスポーツに打ち込んで気分転換を図ったりして気分を一新したのちに、新たな気持ちで仕事に取り組んでいる様子がうかがえる。
「ポジティブシンキングを心がける」ことを挙げた人も多くいた。長く仕事を続けていれば時にはどうしてもやる気が出なかったり、仕事をしたくないと感じてしまうこともある。そんな時にはやはり、意識して積極的な思考をするなど、自らを鼓舞してモチベーションを高めている人が多いようだ。
より綿密に、「目標・計画の設定/自己啓発」などを自らに課している人も多い。一方で、思い切って「休む/睡眠をとる」ことで、リフレッシュしたのちに仕事に向かうという方法を採用している人もいた。あれこれ悩んでる暇があったら、休んだ方がいということだろうか。「楽しい予定やご褒美を用意する」では、仕事を達成した後の自分へのプレゼントでやる気を引き出している。こちらも、多くの人が応用できそうなアイディアかもしれない。
仕事を離れた部分での生活自体を見つめ直す人もいれば、もっとシンプルに「体を動かす/声を出す」ことでモチベーションの維持に努めている人もいる。こちらは、単純なストレス発散法としても有効だろう。「人とコミュニケーションを取る/大事な人のことを考える」では、恋人や家族の存在が仕事の張りに繋がるという、それ自体がとても望ましい状態といえるかもしれない。
「成功をイメージする」は、上位の「ポジティブシンキングを心がける」や「目標・計画の設定/自己啓発」、あるいは「楽しい予定やご褒美を用意する」とも共通する感覚だろう。やはり人は、目標を掲げることでやる気が出る動物なのだという事実が確認できる調査結果となった。
調査時期: 2018年4月20日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 502人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません