「チーズカルメギサル」+「強炭酸ハイボール」
続いては、和牛専門の肉屋が提供する焼肉「皐月」へ。韓国スタイルのサイドメニューも充実しているようだが、入店した早々に目に入ったものが気になってしまった。聞けば、チェダーチーズとモッツァレラチーズを合わせて味を調えたものらしく、それがコンロの上でプクッと膨れている。サク飲みオススメメニューには、このチーズが登場する。
チーズ待ちを経て運ばれた「チーズカルメギサル」(税別1,200円)は、焼いたハラミをとろけたチーズにディップして食べるというもので、付け合わせのサンチュやオニオンスライス等もたっぷり盛られている。ピリ辛のハラミだけでも「強炭酸ハイボール」(税別420円)と相性抜群だが、ハラミと甘いチーズもまた、いい組み合わせだ。「皐月」の営業時間は17~翌3時(日曜・祝日は~24時)までとなる。
「賞味期限59秒の生つくね」+「甘酢生姜サワー」
飲食を五感で楽しめる"食とエンターテイメント"を提供する串焼き「志田熟成鶏十八番」は、店舗のつくりも魅力のひとつ。和柄の装飾や天井から吊り下げられた金魚、そして、忍者屋敷風なトイレなど、随所にこだわりを感じられる。
月変わりの旬野菜を豚に巻いた「創作変わり串」も魅力的だが、そのネーミングゆえに食べてみたい思ったのが「賞味期限59秒の生つくね」(税別240円)。この59秒の理由は、つくねに巻いた肉の膜が冷えて固まる前に味わってほしいというもの。生から焼き上げるため、多少焼くのに時間が必要だが、食べる時はしっかり59秒以内を狙いたい。
「名物酎ハイ」から「甘酢生姜サワー」(税別490円)を頼んだところ、思いのほかずっしり甘酢生姜が入っており、「この甘みもありだな」と実感。「志田熟成鶏十八番」の営業時間は17~24時までとなる。
「手づくり餃子」+「ガリコロッソ」
「餃子とは 性つく 運つく 女つく」という看板にある種の世界観を感じ取ったのが、餃子酒場「アガリコ餃子楼」。カラフルな提灯が軒下に並び、店内にはまたカラフルな傘が天井から下げられている。古民家にはアジアな空間にも合うようだ。
イチオシメニューは、もちろん「手づくり餃子」(税別350円/5個)。皮はもちもちと弾力があり、餡は肉汁たっぷりでジューシー。甘みと酸味が効いたタレや辛旨なラー油に加え、ごまタレが用意されている。初めて餃子をごまタレで食べたが、ごまの風味と甘みは餃子にもよく合う。
「オススメのドリンクは?」と質問したところ、「餃子なんだから好きなものを飲んだらいいよ」とのこと。確かに。オリジナルでワインを作っているようで、ワンカップになっているのもかわいらしい。「ガリコロッソ(赤ワイン)」のほか、「ガリコブラン(白ワイン)」(共に税別500円)がある。「アガリコ餃子楼」の営業時間は17~翌3時(日曜日は~24時)までとなる。
90分飲み放題・歌い放題
「アガリコ餃子楼」の2階も同じ会社が展開するスナックとなるが、その店名は、代表取締役が某漫画のキャラクターが好きだからという理由で命名された「タオパイパイ」となっている。
ミラーボールが照らすノスタルジック漂うその空間は、昭和にタイムスリップしたような気持ちにさせてくれる。90分飲み放題・歌い放題で税込2,500円という気軽さもうれしいところ。「タオパイパイ」の営業時間は20~翌3時までとなる。
「握り盛り合わせ(梅)」+「田中六五 純米」
最後に紹介するのは、道路を挟んで「名匠 上木家」の向かいに店舗を構える「魚寿司」。魚寿司は元々、恵比寿を1号店として沖縄で展開していたが、今回の大塚店は東京に返り咲きでの展開となる。
寿司は2貫からとなるため、ちょっとずついろいろ楽しみたいなら握り盛り合わせがお得だ。その日その日で内容が異なるが、この日の「梅」(税込1,290円/8貫)は、中トロ、アオリイカソーメン カラスミがけ、イクラ、肉ねぎとろ、飲めるサーモン、マグロ ロッシーニ風、エビ、カンパチが振舞われた。赤酢の酢飯と共に、ひと手間かけたネタの寿司は魚寿司ならでは。
合わせていただくなら、すっきりとした飲み口の日本酒「田中六五 純米」(税込490円)がオススメだ。「魚寿司」の営業時間は17~翌3時までとなる。
8,9月にはさらに2店舗が加わるという東京大塚 のれん街。営業時間はその時の状況次第というところもあるので、「絶対行くんだ!」という時は電話で確認をしてから大塚に向かうことをオススメしたい。ちなみに開業日の5月9日には、ビールやハイボール、サワーが1杯目1円(一部商品を除く。お通しと食事を1品以上の注文が必要)になるチラシを各店舗に枚数限定で備えている。ぜひこのチラシをお見逃しなく。