■総評
調査の結果、仕事で失敗したとき、気持ちを切り替えるためにすること・心がけていることが「ある」と回答したのは、全体の約3分の2となる66.1%だった。どのように気持ちを切り替えているのかについては、「好きなことや楽しいことで気分転換する」が17.3%で最多となった。以下、「仕事に前向きに向かう」(16.4%)、「お酒やコーヒーを飲む/タバコを吸う」(12.5%)、「ミスを分析・反省し、対策を講じる」(11.9%)、「深呼吸をする/歌う/運動する」「気にしない/忘れる」(各10.7%)、「休む/休憩する/寝る」(5.4%)、「人に話を聞いてもらう」(5.1%)と続いた。
仕事をしていく上で、ただの一度も失敗したことのない人なんて、ほとんどいないだろう。そんな中、半数以上の人が気持ちを切り替えるための何らかのやり方を持っていることがわかった。対処方法としては、最多となった「好きなことや楽しいことで気分転換する」をはじめ、「お酒やコーヒーを飲む/タバコを吸う」「深呼吸をする/歌う/運動する」「気にしない/忘れる」「休む/休憩する/寝る」など、いったんは仕事を離れ、趣味や好きなことで気分転換を図る人が多かった。
その一方で、仕事の失敗は仕事で挽回しようと考える人もいる。「仕事に前向きに向かう」では失敗に落ち込むことなく、目の前の仕事をよりいっそう頑張ってこなすことが何よりの対処法であるということだろうか。「ミスを分析・反省し、対策を講じる」もまた、近い考え方だといえるだろう。
結果として、"いったんは仕事を忘れる"派と、"仕事のミスは仕事で取り返す"派の2つに大きく分かれたが、そんな中、「人に話を聞いてもらう」はそのどちらでもなく、他の人に共感や共有を求める方法だろうか。確かに、誰かに愚痴をただ聞いてもらうだけでも気が楽になったり、心が落ち着くといった体験は多くの人が持っているはずだ。
その失敗がいつまでも尾を引いてしまうのか、それとも気持ちをスパッと切り替えて次のステップにつなげていけるかで、その後の展開が大きく違ってくるということもあるだろう。今回は、そんな自分なりのルーティーンを見つけることが大切だと感じさせるアンケートとなった。
調査時期: 2018年4月20日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 504人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません