セガゲームスが手掛けるサッカークラブ経営シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』(以下、サカつくRTW)が2018年4月19日より配信された。

  • 『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』

「サカつく」はサッカークラブの代表に就任し、クラブ運営や試合采配などを行いながら世界最強をめざすサッカークラブ運営シミュレーションゲーム。1996年2月にセガサターンで第1作目が登場し、以降さまざまなプラットフォームで多くのタイトルが発売されている名作シリーズだ。セガサターンがドンピシャ世代の筆者ももちろん、このタイトル自体は聞いたことがある。……しかし、同時にJリーグ開幕を目の当たりにした世代であり、友人がずっと「オーレ―オレオレオレオレ」と2、3年くらい通学路で歌っていたにも関わらず、その歌がなんの歌なのか全く理解できていなかったくらいサッカーには興味がなかったのだ。

うだうだ話したが、要は筆者、このシリーズに恥ずかしながら触れたことがない。そこで、今回、プレイしていないことを(マイナビニュースさんが)逆手に取って、シリーズのことを知らない人でも『サカつく RTW』がどのくらい楽しめるのか、実際にプレイして検証。そのレビュー内容をお届けする。

ゲーム性は至ってシンプル。でもやることは盛りだくさん!

『サカつく RTW』は「サカつく」シリーズ最新作にして、初のスマートフォン対応のアプリゲーム。プレイヤーはサッカーチームのオーナーとなり、クラブ運営や監督業までこなしていくことになる。

  • ゲームをスタートすると、どの地域を拠点にするか決めることができる。どの地域でも難易度は同じらしいので、パスポートを持っていないほど国内に根付いている筆者はJAPANを選択(左)
    ホームタウンも選択可能。今回は地元の兵庫県に。明石焼きが懐かしくなってきた(右)

  • チームエンブレムやユニフォームのエディットも可能。自分だけのチームが作れる、まさに「サカつく」!

運営や監督業というと、何だかやることが多そうだが、ゲーム中にやることは至ってシンプル。自身のサッカーチームを強くするために選手をスカウトし、その選手を育成、そして戦略やフォーメンションなどを決めて試合を行うというのが基本の流れ。プレイヤーは試合を重ねていきリーグを制覇、そして世界の猛者たちが集う世界リーグの頂点を目指していく。

  • リーグで優勝し、より上位のリーグへの進出を目指す(左)
    1年の流れはリーグを選択して、リーグ戦・カップ戦に臨むだけというシンプルなもの(右)

選手のスカウトや育成には資金が当然必要。資金集めはホームスタジアムを大きくしたり、スポンサーから援助してもらったりするほか、特定の条件を満たすとことでボーナスを手に入れることができる。チームを強くしていく、そのために資金を集める、そういった経営シミュレーション要素を存分に楽しめるのが本作の魅力のひとつだ。

  • チームを強くするためにスカウトは必須。上位リーグに行くほど強い選手をスカウトできるようになる(左)
    スキル取得や能力UPで選手を強化することが可能。スキル取得や能力UPには資金のほか、試合などで手に入る特定のアイテムが必要となる(右)

  • ホームスタジアムの増設や建て替えを行うとHOME試合でのチケット収入が増加。設備投資はクラブハウスにも行うことも可能。こちらはチームに在籍可能な選手数を増やすことができる(左)
    リーグ戦が始まる前にスポンサーを選択可能。契約内容が異なるので確認してから決めよう(右)