もうひとつ発表された新製品は、同社ゲーミングブランド「ロジクールG」では新ジャンルとなる、ゲーミングスピーカー「G560」です。新ジャンルとはいえ、同社はPC用スピーカーを20年以上も手がけてきており、そのオーディオの知見を活かして開発したとクリス氏は語ります。

  • G560はハイパワーの2.1chスピーカーにライトという要素が加わっています

さて、どの辺がゲーミング用なのかというと、G560は2.1chスピーカーで左右のスピーカー部分にRGBライトを採用し、同社製マウスやキーボードなどが採用している発光機能LIGHTSYNCに対応しています。このため、LIGHTSYNC対応ゲームであれば、攻撃したり、ダメージを受けたり、倒れたり、駆け上がったりと、ゲームのプレイ内容に合わせてデバイスが適切に光ります。非対応ゲームでも画面上のピクセルを読み取ってライトの色を連動させる「スクリーンサンプラー」機能が利用できます。また、音楽再生時など、音そのものでも光り方が変わるオーディオビジュアライザーにも対応しました。

  • G560はハイパワーの2.1chスピーカーにライトという要素が加わっています

  • LIGHTSYNC機能により、対応ゲームタイトルならばキーボード、マウス、そしてG560が状況に合わせて発光します

  • LIGHTSYNCに対応していないゲームタイトルでも画面の一部の色に合わせて光らせる事が可能です

Bluetoothのワイヤレス接続でスマホからも使える

パソコンからのUSB接続に加えて、3.5mmジャックとBluetooth接続の入力を備えており、スマホの音楽を部屋ではスピーカーで聞くという使い方にも対応します。新製品の魅力を伝えるためにプロゲーマー2名による実演も行われました。

  • LIGHTSYNC対応ゲームとして、Epic GamesのFortnite Battle Royaleのデモプレイが行われました。これは最大100名のプレイヤーが生き残りをかけて戦うもの。PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)と違うのは、資材を集めて構築できることです

  • デモプレイを担当したのは2名のプロゲーマー。DetonatioN Gamingに所属するSUMOMOXqXさんは普段「G810」というキーボードを使っていますが、今回G512を使用して「重量感があって安定する」とコメントしていました

  • Unsold Stuff Gamingに所属するsinoby aka CiNVeさんは普段テンキーレスキーボードを使っていますが、それよりもG512 タクタイルの方が軽く、プレイしやすかったとコメントしていました

  • ロジクールGブランド アンバサダーの岸大河氏。新スピーカー「G560」に対して「普通の部屋ならば、PCの音量がボリューム10程度で十分」と言うほどのパワーがあると語り、実際、数十名ほどが収容できる発表会場でも十分な音量で鳴っていました