キャラクターの設定
次にTwitterアカウントのキャラクター設定を行なう。発信者、受信者ともに、仕事内容や家族構成など、詳細に決めておくことで、運用上の効果が得やすいという。キャラクターを作り上げておくことで、「誰に情報を発信するのか」「どんな情報を控えるべきか」がわかり、ツイートすべき内容も明確になっていくわけだ。
キャラクターとターゲット決めたなら、Twitterのプロフィーも作成できるはずだ。Twitterにおいて、あるアカウントをフォローするのは、そのアカウントのツイートに期待するからにほかならず、ツイートの内容と関わるプロフィールは、フォロワーを増やす意味でも重要だ。
フォロワーゼロからどう始めるか
運用ポリシーの策定、キャラクター設定後、ようやく取り組むのがフォロワー作りだ。自分たちのメッセージを読んでもらおうと、とかくフォロワーを増やすことに意識がいってしまうが、実は間違い。フォロワー作りで意識すべきは別のところにあるという。
森田氏は「まず社員、家族、取引先などにフォローしてもらうこと」と話す。理由はリアル世界で関係を持つ人ほどエンゲージメントの高いフォロワーになるからだ。
エンゲージメントの高いフォロワーは、ツイートの効果も生み出しやすい。森田氏は「Twitterアカウントを立ち上げると、多くの会社はフォロワーを目標にするが、1ツイートにつき、どのくらい"いいね"がもらえるかのほうが大事になる」とする。
優良なフォロワーを多数抱えれば、ツイートに対して「いいね」「リツイート」が増えやすくなり、そうした数が多いほど、他のTwitterユーザーもアクションを起こしやすくなり、ツイートの拡散に期待できるのだ。
冒頭に記したスターバックス コーヒーのツイートに多数のいいねがついているのは、エンゲージメントの高いファンが多数いるからに過ぎないと解せる。エンゲージメントの高いフォロワーを増やすことは認知拡大のための重要な要素だ。