Twitterで商品の認知度を上げたい! 売りたい! そう思う人は少なくないはず。けれどもうまくいかない。実際に運用をしてみると、効果が出ないと悩む人は多いはずだ。どうすればいいのか。Twitter Japan K.K.のシニアマーケティングマネジャー 森田謙太郎氏に聞いた話を2回に分けてお届けする。
Twitter運用でありがちな悩み
世の中には、すごいTwitterアカウントがある。たとえばスターバックスコーヒー。公式アカウントがTwitterで新製品情報をツイートすれば、「いいね」が数千単位で付き、動画は数十万回も再生される。
「コールドブリュー コーヒー」が今年も登場しています。まろやかで豊かな味わいとなめらかな口あたり。熱を加えず、じっくり水で抽出したコーヒーで、夏のコーヒータイムを楽しみませんか。https://t.co/06as30ap6A pic.twitter.com/949qB0lIal
— スターバックス コーヒー (@Starbucks_J) 2018年4月17日
そんなアカウントに憧れながらも、実際にTwitterをやってみると、うまくいかない。数多くツイートしても、フォロワー数を多くしても効果が薄い。「何が違うのか」と疑問ばかりが膨らむ。そうした人は森田氏の言に耳を傾けてみるといいかもしれない。
ここでは、自社商品の認知度を向上させたいマーケティング担当者をイメージし、Twitterの運用方法について記していく。Twitterアカウント取得後から運用していくまでの考え方を見てみよう。多くの気づきを得られるはずだ。
Twtter運用で最初に取り組むこと
企業がTwitterを運用する場合、まず最初に行なうべき何か。それは運用ポリシーの作成だ。炎上だけは避けたいところであり、どういったツイートをするのか、どういったツイートをしないのか、その大枠を決めておくべきだと森田氏は話す。
とはいえ、運用ポリシーをゼロベースから作成するのは難しい。そこで参考にしたいのが他社の運用ポリシーである。「Twitter 運用ポリシー」「SNS ガイドライン」などのキーワードで検索すれば多数見つかる。
そこには、どのような内容をツイートするか、ユーザーからリプライをもらったらどうするのか、トラブルが発生したときにどう対処すべきか(フォロー解除やブロック等)など、大枠のルールを規定できる。