デスクトップ向けRyzenが第2世代に進化
AMDの「Pinnacle Ridge」こと、第2世代「Ryzen」の発売が開始された。登場したのは以下の4モデル。Ryzen 7は8コア/16スレッド、Ryzen 5は6コア/12スレッドで、アーキテクチャ自体は第1世代からあまり変わっていないものの、クロックが全体的に向上している。従来同様、GPUは非搭載なので、別途グラフィックスカードが必要になる。
モデル | C/T | クロック | TDP | クーラー | 価格 |
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Ryzen 7 2700X | 8/16 | 3.7/4.3GHz | 105W | Prism(LED) | 41,000円前後 |
Ryzen 7 2700 | 8/16 | 3.2/4.1GHz | 65W | Spire(LED) | 39,000円前後 |
Ryzen 5 2600X | 6/12 | 3.6/4.2GHz | 95W | Spire | 28,000円前後 |
Ryzen 5 2600 | 6/12 | 3.4/3.9GHz | 65W | Stealth | 25,000円前後 |
「Precision Boost 2」や「Extended Frequency Range 2」といった機能も搭載した。CPUの詳細については、いつものようの大原氏によるベンチマーク記事が掲載されているので、そちらを参照して欲しい。
売れ筋は、やはり最上位モデルの「Ryzen 7 2700X」だ。第1世代の「Ryzen 7 1800X」より安くなっている上、1800Xでは別売だったCPUクーラーも同梱されており、コストパフォーマンスは期待できそう。2700Xには新型の「Wraith Prism」クーラーが付属しており、RGB LEDによるライティングも楽しめる。
ソケットは従来と互換性のあるSocket AM4で、BIOSさえアップデートしておけば、これまでのX370マザーボードでも利用可能だ。ただ、第2世代Ryzenの性能をフルに発揮するためには、同時に発売が開始されたX470チップセット搭載マザーボードと揃えた方が良い。新規に導入するときは、ショップのセット割りなどを活用しよう。