定番と季節商品、二刀流のマック

今年も順調に来店者数、売り上げを伸ばしている日本マクドナルド。ビッグマック50周年キャンペーンの発表会場で、今後の戦略についてコミュニケーション本部の長谷川崇さんに聞いてみた。

まず、ビッグマック50周年キャンペーンについては、「マクドナルドは取り扱う商品をグローバル商品とローカライズ商品に分けており、ハンバーガー、チーズバーガー、ポテト、シェイク、フィレオフィッシュなどはグローバル商品という位置付けで、変えられない商品です。(グローバル商品の1種である)ビッグマックは誕生以来、味はほとんど変わっていません。それゆえ多くのファンから支持されました。(今回のキャンペーンでは)変わらない良さのビッグマックをもっと多くの人に知って欲しいと思います」とする。

  • ビッグマックG-SHOCK
  • ビッグマックとNEW ERAのコラボキャップ
  • 左はG-SHOCKとコラボした腕時計。右はNEW ERAとのコラボで生まれたキャップだ

今年の商品戦略については「期間限定商品として特色のある新商品は今年も引き続き出していきますが、季節限定商品だけでお客様が来て下さるわけではないので、定番商品もしっかり強化していきたいです。もう一度注目していただける仕掛けや、おいしさを感じていただける効果を狙っていきます」と長谷川氏は語った。

定番商品に再び注目して欲しいと語る長谷川氏の言葉は、ビッグマックほどの定番商品でさえも認知度向上に向けたキャンペーンを展開するマクドナルドの動きと符合して興味深い。季節商品での話題づくりと定番商品の強化が、やはり同社の2本柱となるのだろう。