参考にする番組は山里亮太の『不毛な議論』
――TBSラジオでは多くの芸人さんがラジオ番組をされています。番組をやるにあたって、参考にしたものはありますか?
濱家:TBSラジオは100期連続1位という化け物じみた成績なので、まずやるにあたって、ちゃんとせなアカンと(笑)。この前、山里(亮太)さんの『不毛な議論』に出させてもらったんですけど、リスナーが山里さん大好きなことがもろに伝わるので、そういうラジオにしていきたいなと思いますね。
――それでは少しラジオのことから離れまして、東京進出についてもお聞きします。まずこのタイミングでの進出が決まった理由をお教えください。
山内:17年の『キングオブコント』で優勝したことで決定しました。ただ、関西でレギュラーがあったんで、そのレギュラーを卒業するために、半年間の猶予をいただいた形です。
――東京進出にあたり、先輩からアドバイスはありましたか?
濱家:とろサーモンの久保田(かずのぶ)さんにデビュー当時からお世話になっていて、「東京行きます」と話したときに、「最初に高い家賃のところに住むなよ。絶対に後悔するから」と言われました。
山内:僕は一番お世話になっている千鳥のノブさんに「一年は潜るぞ。そんなすぐにテレビ出ることはないから、そう思ってるんやったら気をつけろよ」と言われましたね(笑)。
――4月からの東京進出は、ダイアンや和牛さんなどと同じタイミングです。彼らと東京進出についてのお話はされましたか?
濱家:「どこ住むん?」ってのはありましたね。ダイアンの津田(篤宏)さんに「どこ住むんですか?」って聞いたら、「めっちゃ良いとこあってんけど、家の前が小学校で、子供思い出して泣いちゃうから」って(笑)。そういう40手前で上京する人のリアルな話をしてました。
山内:ダイアンの西澤(裕介)さんが「大阪でレギュラー6本あったうち、4本残して東京来る」って言ってて、「それ、大阪やん」と(笑)。「大阪の方がウエイトデカないですか」と思いました。
「ザ・東京」の番組といえば『逃走中』
――今後、出てみたい番組はありますか?
濱家:知名度が上がるような番組に出してもらいたいなと思ってますね。ロケを大阪でよくやってたので、それを活かせる『ヒルナンデス!』に出られたらありがたいですけど、すごい狭き門やなと(笑)。
山内:僕は「ザ・東京」の番組に出たいです。『逃走中』ですね、東京といえば。
濱家:そんなイメージなん?
山内:『逃走中』と『開運!なんでも鑑定団』の2つに出たいです。『なんでも鑑定団』はお話をいただいたことあって、ばあちゃんの掛け軸をお宝で出したかったんですけど、ばあちゃんに断られて。でも、多分もうちょっとでばあちゃんも亡くなるので、そうなったら出ようかなと。
濱家:待つな! そんなもん。
――では最後に、『かまいたちの ヘイ!タクシー!』への抱負をお聞かせください!
濱家:珍しい形態のラジオなので、そこに注目してもらいたいです。それと、スタジオよりすごい自然体というか、リアルな普段の感じを見てもらいたいですね。街ゆく人との絡みなど、スタジオでできないことがホンマにたくさんあるので、そういった点をぜひ見てもらいたいです。
山内:かまいたちといえば、あのタクシーのラジオやってるコンビと言われるくらいの番組にしたいです。タクシー系の仕事が全部僕らのところに来るようになればいいなと思います。
濱家:どんな仕事やねん、14年間でタクシー系の仕事1回もないやろ。