モバイル性を重視するといっても、前回紹介した、製品数が豊富な13.3型が常にベストチョイスとは限りません。多少かさばっても、もう少し大きな画面が使いたい人もいるでしょう。あるいは13.3型でもまだ大きい、もっと小さく軽いものがイイ! という人もいるはず。
そこで、今回は13.3型とほぼ変わらない外形寸法に14.0型の液晶を搭載した3機種と、より携帯性に優れた12.1~12.5型の3機種を紹介します(紹介は順不同。価格は4月6日時点のものです)。
[2018年春]注目したい&買ってみたいWindows PC | |
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■15.6型ノートPC ハイエンド編 | ■15.6型ノートPC エントリー編 |
■13.3型モバイル編 | ■13.3型以外のモバイル編 |
■コンバーチブル2in1編 | ■デタッチャブル2in1&タブレット編 |
■ゲーミング編 |
エレガントなフォルムに高性能を詰め込んだ14型モバイル - ASUS「ZenBook 14 UX430UA」
禅(Zen)の精神にインスパイアされた特徴的なスピン模様を天板にあしらっているのが、ASUSのZenBookシリーズです。軽妙洒脱なデザインは持ち歩いたときに気分を上げてくれるはず。14.0型の「ZenBook 14 UX430UA」は、左右各約8mmという超狭額ベゼルを採用し、13.0型クラスの本体に14.0型のディスプレイを搭載しています。
アンチグレアのディスプレイは、sRGB比100%の広色域に対応。ワイドビュー技術によって170度の広視野角も実現しています。元のデータに忠実に高精細な画面と、より豊かで深みのあるビビッドな画面を簡単に切り替え表示できるほか、色彩をできるだけ損なわずにブルーライトを最大30%軽減する画面表示なども可能です。
キーストロークは1.4mm、タッチパッドは手のひらによる誤動作を防ぐ技術も搭載。バッテリは50Whの容量を持つリチウムポリマーバッテリで、独自設計により約9.4時間の連続駆動が可能なほか、一般的なバッテリと比べて最大3倍もの長寿命も実現しています。カラーバリエーションはロイヤルブルーの1色です。
製品名 | ZenBook 14 UX430UA |
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量販店価格 | 143,000円前後(税込) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i5-8250U(1.6~3.4GHz) |
メモリ | 8GB |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 |
ストレージ | SSD 256GB |
光学ドライブ | ― |
ディスプレイ/タッチパネル | 14型(1,920×1,080)/― |
有線LAN | ― |
無線LANとBluetooth | IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2 |
センサー | 指紋(Hello対応) |
主なインタフェース | USB 3.1 Type-C Gen1×1、USB 3.0×1、USB 2.0×1、microHDMI出力(タイプD)×1、92万画素カメラ、ヘッドホンマイクジャック×1、SD(SDHC、SDXC)メモリーカードスロット×1 |
バッテリ駆動時間 | 9.4時間 |
本体サイズ/重量 | W324×D225×H15.9mm/約1.27kg |
映像と音声に独自のこだわり。タッチ対応14型モバイル - 日本エイサー「Swift 5 SF514-52T-H58Y/B」
日本エイサーの「Swift 5」は、「Size(サイズ)」「Shape(形状)」「Style(スタイル)」の3つの「S」の融合がコンセプトのマシン。液晶は180度開き、一枚板のようにフラットに置くことができます。天板には軽くて剛性に優れたマグネシウムリチウム合金製カバーを採用し、本体カラーはチャコールグレーとゴールドのツートン。
画面はマルチタッチ対応で、光沢のあるIPS液晶を採用しています。独自の「Acer Color Intelligence」機能がガンマと彩度をリアルタイムで動的に調整して、クリッピングや色飽和を起こさずに画面の色や明るさを最適化。また、Dolby Audio Premiumと一体化して高い音質を提供するTrueHarmony技術も搭載。広い画面を活かし、モバイルでもリッチな映像コンテンツが楽しめます。
SDメモリーカードスロットは搭載しませんが、モバイル中にSDカードを使わないのであれば、自宅や勤務先にメモリーカードリーダーを置いておけば問題ないでしょう。
製品名 | Swift 5 SF514-52T-H58Y/B |
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量販店価格 | 160,220円前後(税込) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i5-8250U(1.60~3.40GHz) |
メモリ | 8GB |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 |
ストレージ | SSD 512GB |
光学ドライブ | ― |
ディスプレイ/タッチパネル | 14.0型(1,920×1,080)/○ |
有線LAN | ― |
無線LANとBluetooth | IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.0 |
センサー | 指紋(Hello対応)、顔(Hello対応) |
主なインタフェース | USB 3.1 Gen1 Type-C×1、USB 3.0×2、HDMI出力×1、92万画素カメラ、ヘッドホンマイクジャック×1、セキュリティロック・スロット×1 |
バッテリ駆動時間 | 8時間 |
本体サイズ/重量 | W329×D228×H14.9mm/約0.97kg |
堅牢なカーボンと細かなカスタマイズが魅力 - レノボ「ThinkPad X1 Carbon(2018モデル)」
14.0型でもう一つ注目したいのが、レノボの「ThinkPad X1 Carbon」です。ThinkPadはビジネスユーザー向けなこともあり、必要な機能・性能を飾ることなく盛り込んだ質実剛健さがウリ。そんな中、このCarbonシリーズは本体カラーにブラックとシルバーの2色を用意するなど、デザイン性に一歩踏み込んだシリーズになっています。
名前の由来の通り、本体素材にカーボンファイバーを採用し、軽量でありながら堅牢なボディを実現。2018モデルでは、13.3型とほぼ同等のフットプリントに14.0型のディスプレイを載せています。Webカメラを物理的に閉じられるThink Shutterも新搭載しました。
ThinkPadは、CPUやメモリ容量、搭載OSなど、スペックを細かくカスタマイズできますが、下のスペック表に抜き出している最小構成は税込236,520円(クーポン利用で税込170,294円)。最上位の「プレミアム大容量SSD WQHD搭載」の場合、CPUがCore i7-8650U(1.90~4.20GHz)、メモリ16GB、グラフィックスはIntel UHD Graphics 620、SSD 1TBとなるほか、画面の解像度がWQHD(2,560×1,440ドット)のHDR対応となります。価格は税込421,200円、クーポン適用後が税込303,264円です。
製品名 | ThinkPad X1 Carbon(2018モデル):パフォーマンス |
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直販価格 | 236,520円(税込)~ |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i5-8250U(1.60~3.40GHz) |
メモリ | 8GB |
グラフィックス | Intel HD Graphics 620 |
ストレージ | SSD 128GB |
光学ドライブ | ― |
ディスプレイ/タッチパネル | 14.0型(1,920×1,080)/― |
有線LAN | ― |
無線LANとBluetooth | IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1 |
センサー | 指紋(Hello対応) |
主なインタフェース | USB Type-C×2(DC-in、Thunderbolt 3、Video-out機能付き)、USB 3.0×2(内1ポートはPowered USB対応)、HDMI出力×1、92万画素カメラ、ヘッドホンマイクジャック×1、イーサネット拡張コネクター2×1、ドッキングコネクター×1(USB Type-C×2&イーサネット拡張コネクター2と兼用)、microSDメディアカードスロット×1、セキュリティロック・スロット×1 |
バッテリ駆動時間 | 20.9時間 |
本体サイズ/重量 | W323.5×D217.1×H15.95mm/約1.13kg |