スペアリブが17分で焼けちゃう
続いては、スチームオーブンレンジ「3つ星ビストロ」NE-BS1500です。試食はスペアリブ、表面はじっくり焼けており、裏もこんがり。
このスペアリブは、あらかじめ下味をつけておいたものを冷蔵庫から出して、「チタンコートグリル皿」の上に並べて、グリルで焼いたもの。加熱時間は2人分なら約17分、4人分なら約21分です。
慌ただしい朝食と違って、家族と会話をしながら楽しむ夕食は、コミュニケーションをとるにも貴重な時間です。我が家の場合、帰宅するとすぐに子どもたちが「おなかすいた!」というため、夕食の支度はなるべく短時間(30分以内が目標!)を心がけています。平日は、ごはんを早炊きモード(25分程度)で炊くのと平行しておかずの用意をしていますが、短時間で作れるものは限られているので、最近は同じおかずが続くことも……。
オーブンレンジをもっとおかず作りに役立てたいのですが、オーブンだと予熱の時間がかかるので、平日はなかなかできません。NE-BS1500のグリルを使えば、30分以内に焼きたての肉料理が作れるので、料理のレパートリーが増えそうだなと思いました。
このほか、料理に便利なコースも搭載しています。「乾物を戻す」コースは、赤外線センサーでお湯の温度を自動で見張って乾物を戻します。水で戻すと30分かかる干し椎茸を約5分で戻せるので、煮物の下準備などの時間を短縮できます。
「離乳食用ゆで野菜」コースは、レンジとスチームで野菜をやわらかくするコースです。このほか、材料と作り方を本体に表示する「みんなの料理教室」に「カフェスイーツコース」と、「酒のつまみコース」を搭載。いろいろ作れそうですね。
高さが低くなって設置しやすく
新しいオーブンレンジを買うとき、困るのが置き場所です。パナソニックの調査によれば、設置スペースの高さが不足しているため、購入をあきらめる人が多いそうです。
NE-BS1500は、パーツの大きさや配置を見直し、庫内容量30Lはそのままでコンパクト化しました。設置スペースは高さ約45cm。これならカップボードなどにも置けそうです。
SR-VSX8シリーズは、銘柄炊きのほか食感に合わせて13通り微調整できる機能を備えており、ますます「自分ごのみのごはんを炊く」機能が進化した印象です。一方のNE-BS1500は、短時間調理が魅力。高級炊飯器とオーブンレンジに興味がある人、購入を考えている人は、ぜひチェックしたい製品です。