どの辺がどのくらい「サヴァイブ」なのか
次に、戦闘や飲食物に対するサヴァイブ「ぶり」を説明したいと思います。
私は過去の『メタルギア』シリーズは初代のMSX2版からすべてクリアしていますが、このゲームでは比較的序盤で戦闘に負けました。
その理由は、過去作の雑魚戦では「敵から隠れて忍び寄り、背後から強烈な一撃を……」というゲーム性だったのに対して、本作では正面からぶつかっていくことが多くなる印象。にも拘わらず、序盤で手に入れたハンドガンはイベントで手放してしまうため、実際に自分で使う武器はパイプスピア(鉄槍)。パイプスピアと言うと聞こえはいいですが、単に細い鉄パイプの先端を斜めにカットして、刺しやすくしているだけのワイルド武器です。
かつて、「選んだキャラによっては、短いナイフだけでゾンビから生き残るゲーム」もありましたが、クリーチャーから逃げるのではく、戦う場面が多い本作においては、なかなかリスキーな武器です。
……と、文句を言っていても仕方ないので、ベースキャンプの近くにある基地へ「記憶板」を取りに行けという指令に従ってみることに。パイプスピアを背中に携えて行ってみたら、クリーチャーが2体。「まあ、2体なら……」と思っていた時代が私にもありました。 ※死亡フラグ
2体のクリーチャーから逃げ、1体を撃破。もう1体を倒しに基地へ戻ったら、他にもたくさんのクリーチャーがいて、結局囲まれて死亡。
難易度調整がないゲームなので、難しいからと言ってEASYモードに逃げ込むこともできません。
うーん、うーん……うー……ん?
一つ、思い出したものがあります。チュートリアルの中で「作れ」と指示されたので、わけもわからずパイプスピアの次に作った「ノーマルフェンス」。これが使えるんじゃあ?
そう思い、今度は基地の正面から突入。クリーチャーたちが近寄ってくる前に、作ったばかりのフェンスを設置。私の想像が正しければ……。
ビンゴ! クリーチャーは通路に置かれた2枚のフェンスの「横に回り込む」という発想もなく、主人公に向けて真っすぐ突っ込んできます。
フェンスに向けてガシャガシャと突っ込んでくるクリーチャーに向けて、フェンスの隙間からパイプスピアを突っ込んで攻撃。一方的にクリーチャーを倒していきます。
さきほどあんなに苦戦を強いられたクリーチャーが、次々倒れていくのは快感。 「これが人間様の知恵じゃあぁ!」と叫びながら、最後の1体の動きが完全に止まるまで、突くのをやめないッ!
空腹を満たすための「サヴァイブ」
戦闘でのコツを学び、気持ち的に余裕が出てきた私。 サザエさんばりの勢いで「さぁーて、次の目的地はー?」などと考えていたわけですが、AIポッドからの警告メッセージ。どうやら、そろそろお腹が空いてきたようです。
そこで、イベントを進める前に飲食物を確保することに。ベースキャンプの近くには、野生動物が生息しているご様子。こいつらをパイプスピアで仕留めて、食糧とさせていただくことに大決定。 マップを見ながら動物を探すと……いたいた。羊が数匹いましたよ。左の口角をきゅっ、と上げながら近寄ると……。
ダダダッ……
逃げられてしまいました。 しつこい追い回して近寄り、尻に向かってパイプスピアを突き刺すと、1分程度かけて、ようやく1匹。羊の死体に近寄って、□ボタンを長押しして、羊肉ゲット。せっかくなので3匹分くらい肉をゲットしたかったんですが、2匹倒したところで残りの羊には逃げられてしまい、断念。 ちなみに、羊がいた場所の近くには水たまりもあったので、空き瓶に水を詰めて持ち帰ります。汚れた水を飲むと感染症になる可能性がありますが、背に腹は代えられぬ。喉が渇いた時に汚れた水しかなければ、目を閉じて飲めばいいさ!
ゲットした羊肉は、このまま食べたら感染症になる可能性があるので、ベースキャンプにある「キャンプファイアー」で加熱調理。きれいな水があれば、羊肉を煮込んでスープを作ることもできますが、ゲーム開始直後ではきれいな水も貴重なアイテム。飲料水として飲みたいので、羊肉は加熱調理して食べることにしました。
調理後の重量が300gと比較的軽いので、荷物にならず持ち運べるのも助かります。