今回、CH700Nの実機をお借りして、アウトドアでサウンドや装着感、操作性などチェックしてみました。
サウンドは、最高音質のaptX HDコーデックで接続できる、ソニーのスマホ「Xperia XZ1」と組み合わせて聴きました。aptX HDならではといえる解像感の高さやボーカルは、特に中高域の伸びやかさと開放感に差が出ます。ジャズピアノにウッドベースなど、アコースティック楽器の音色もニュアンスのキメ細かな表現が伝わってきました。
CH700Nから聞こえてくるのは、バランスがフラットでクセっぽいところがないサウンド。クラシックからジャズ、ロックにヒップホップなど思いつく限り色んなジャンルの音楽を聴いてみても、それぞれの楽曲から根っこの魅力を素直に引き出してくれました。
ワイヤレスリスニング時は、スマホアプリ「Sony Headphones Connect」を使って、イコライザーやバーチャルサラウンド機能の設定を切り替えられます。サウンドの品質は接続設定を「音質優先」にすると、aptX HD/aptXに対応するスマホならグレードの高いほうを自動で選択します。iPhoneやiPadの場合はAACになります。
「接続優先」では、SBCが選択される仕様です。AACとSBCでつながっているときは、イコライザーとバーチャルサラウンド機能のプリセットから好きな設定を選んで、音を自由にカスタマイズできます。飛行機や地下鉄に乗っているとき、低音のパワー感がもう少しほしいな……と思ったので、イコライザーで調整してグッとよくなりました。ユーザーが自由に設定を決めた数値は、アプリに保存しておくこともできます。