▼ファミリー感がある

――おふたりの仲の良さが伝わったところで「チョクメ!」や「チョクラジ!」についてお話を聞いていきたいと思います。まずは「チョクメ!」について、桐谷さんは2017年4月から、平山さんは2018年の2月からスタートされています。それぞれはじめるに至った経緯は?

桐谷 私がお話をいただいたとき、すでに知り合いの声優さんたちが何人か「チョクメ!」をはじめていたので、存在は知っていました。そこで、どういう感じのメールを送っているのか、内容や頻度などをリサーチしました。そのときは近藤唯ちゃんや野村香菜子ちゃんに聞いたのかな。

――平山さんのきっかけは?

平山 私は蝶々からなんです。

――え?

桐谷 去年の12月ころに私がラジオのお話をいただいたんです。それが「チョクラジ!」ですね。そこで「相方のパーソナリティを選んでいいよ」と言われまして、「ぜひ笑美ちゃんとやりたいな」と思ったんです。それなら「チョクメ!」もはじめましょうかと。

――「チョクラジ!」が先だったんですね! 実際にやってみていかがでした?

平山 「チョクメ!」については、もともと蝶々から聞いていたので面白そうだなとは思っていたんですよ。実際にやってみたら、ユーザーの方との距離の近さに驚きました。Twitterよりもリラックスして「今日はこんなことがあったよー」って送れて、返信してくれる方もいる。メル友みたいですごい楽しいです。

桐谷 わかるー! 返信を読むのも楽しいんだよね。以前、アーティストさんのファンクラブに入っていたことがあるんですけど、ファンクラブって結構ハードルが高めじゃないですか。でも「チョクメ!」って気軽なんですよ。なので、返信も送りやすいので、気軽に友だちになってほしいなと思っています。

平山 それくらい密だよね。身内感というかファミリー感がある。「ふだんどんなことをしているんですか」とお手紙をいただくこともあるんですけど、「こういうことをしているよ」って感じでリラックスして好きなことを言っています。

――これまでにもTwitterやブログなど、情報を発信する場はありましたよね。どうやって使い分けをされていますか?

平山 私はネイルをよく変えるんですけど、変えたら「チョクメ!」で送ろうかなって気持ちになるんですよ。Twitterやブログだと、大勢の方に見られている気持ちになるので。

桐谷 ネイルはTwitterやブログでもみんな載せてない?(笑)。

平山 それが私にとってはちょっと恥ずかしい気がするの。

――より日常の細かいところを送れるようになった。

桐谷 私はTwitterやブログだけじゃなくてInstagramもやっているんですけど。

平山 めっちゃやってる!

桐谷 なるべく同じことは書かないようにはしていますね。あと、この前大阪でのお仕事のときに、おすすめのお店を教えてもらって食べに行きました。朝送ったらお昼にはもう返ってきて。

――そういったコミュニケーションが取りやすいのが魅力のひとつですよね。記憶に残っている返信などはありますか?

桐谷 たくさんあります。「いま学校はテスト中です」とか、「ツーリングに来ています」とか「海外旅行中です」とか。あと、家で飼ってるペットを送っている方もいますね。

平山 あるある!

桐谷 名前を送ってくれる方もいるので、「この猫ちゃんは〇〇さんちのだれだれちゃんね」みたいに名前を覚えちゃっていますね。

平山 私、名前教えてもらってない……。

桐谷 あら。

――えーと。みなさん、平山さんにもぜひペットのお名前を教えてあげてくださいね。

▼今後の「チョクラジ!」は?

――「チョクメ!」はその人の日常的なことを送るサービスなので、おふたりのメールにはお互いが登場することが多いですよね。

桐谷 そうですね。遊ぶ機会も多いですし!

――桐谷さんの「チョクメ!」に登場する平山さんは髪の毛での出演が多いです。

桐谷 そうなんですよ。髪の毛をブンブン回している写真をよく送っています。みんなからの返信も、最初は「なぜ平山さんは頭を振っているんですか」だったのが、最近は「いつも荒ぶっていますね」って。

平山 いつもどおりになっちゃったのね。

桐谷 みんなハテナだったけど、受け入れてきちゃった。

――そんなおふたりが2月からスタートしたのがwebラジオ「チョクラジ!」。初となるおふたりの冠ラジオです。

桐谷 なんか変な感じがしたよね。笑美ちゃんはふだんからテンション高い方ではあるんですけど、ラジオではより高くなっていて、声の圧がすごかった。

平山 あははは! ふだん一緒に遊んでいるときは無言でも大丈夫だけど、ラジオだからしゃべりつづけなくちゃいけないという意識があったのかもしれない。逆に蝶々は結構しゃべるくせに、ラジオのときだけ急にお嬢様みたいになっていて。

桐谷 ふつうにしゃべってたよー。ちゃんとやろうと思ったの~!

平山 それであんな感じだったのね。

桐谷 気を使ってたんだよ。

平山 ほんとにー!? 私はまったく! なんの気を使ってたの?

桐谷 全体の流れとか!

――進行をしようと。

平山 そうなんだー。えらいねー。

――平山さんは任せっきりでした?

平山 はい! 私は勝手にしゃべっていれば大丈夫かなって。

桐谷 笑美ちゃんも慣れているから心配はしていないんですけど、私は、なんとなくちゃんとやろうと思っていました。1回目の収録後にお茶をして「次はどうする」みたいな話をしたよね。どういう方向性にするとか。ゲームコーナーを入れたら楽しそうだよねとか。

平山 そうそう。脱出ゲームとかボードゲームをよくやるので、ゲーム的なコーナーをやりたいと思っています。

――ラジオならではの挨拶とかあだ名とか、いろいろありますよね。

平山 たしかに。私はずっと笑美ちゃんって呼ばれてる。

桐谷 私は蝶々って呼ばれるけど、たまに婦人とか桐谷先生とか。笑美ちゃんはぴらみって愛称があるからね。あと、番組にゲストを呼んだり、いつかイベントをやったりしたいですね。

平山 公開録音とか!「チョクメ!」ってメールだけじゃなくラジオもやって、それ以外にも広がりのあるコンテンツだと思うので、「チョクメ!」でアンケートを取って、いろいろと実践していきたいですね。お客さんと一緒に企画を考えてみるとかも楽しそうです。

――イベントのときって意外とイメージカラーがあると便利なんですけど、そういえば、お互いのイメージカラーってまだ決まっていないですよね。お互いがイメージする色って?

桐谷 笑美ちゃんは黄色かな?

平山 私は黄緑かオレンジが好きなんですよ。蝶々はピンクか紫。

桐谷 そうなんだ!(笑)。でも、水色とピンク色が好きなので、合ってるかも。

――おふたりは今後「チョクなに」をやってみたいですか?

平山 うーん。「チョク旅!」とか? 旅に行きたいですね。それこそ「チョクメ!」でおすすめのご飯を聞いて、宿に泊まって……。

桐谷 それ行きたいだけでしょ(笑)。

平山 私、旅の企画を立てるのが下手なので、聞きながらやってみたいんです。

桐谷 私は、お客さんを呼んでみんなでボードゲームをやってみたいですね。カード系ならすぐにできるので!。

平山 「チョクゲー!」だ

――それこそ桐谷さんきっかけでハマッている人も多いですよね。

桐谷 そうなんですよ。「同じボードゲーム買いました」とか「ボードゲームカフェに行きました」とか報告してもらうことがあります。

平山 そうなんだ。じゃあ目標は「チョク旅!」と「チョクゲー!」です!