架け橋になるのは別の人
――会見では「今からボケます」と宣言した上で、「『24時間テレビ』のチャリティマラソンをやったら、道が見えなくて武道館と全然違う方向行くから、僕が募金箱持って走ったら結構お金集まるんじゃないですかね」とおっしゃっていましたが、ボケではなく、『24時間テレビ』で、健常者と障がい者との架け橋になりたいという思いはありますか?
いや、全くないです(笑)。僕はお笑い芸人なので、架け橋をするという役割じゃないと思ってるんです。それに相応しい役割の人は別にいると思うので、それは僕ではないと思います。
――でも、オファーが来たらどうしますか?
あっ、それは仕事なので、ギャラをいただけるなら。
――チャリティ番組なので、ギャラは…
じゃあやらないです(笑)。そこは大事なんで。
――優勝の副賞で『ENGEIグランドスラム』の出演権も獲得されました。ただ、あの番組は舞台の構造上、出囃子の時に狭い階段を降りてこないといけない状況になると思うのですが…
じゃあ、ちょっと辞退…(笑)。まぁ、今回の決勝の時みたいに、誰かにサポート付いてもらってセンターマイクまで連れてってもらうか、板付きかっていう感じですね。せっかくなので、うまい形で出たいと思います。
ネタのストックは全部で3本!?
――ネタの数はどれくらいストックされてるんですか?
全部で3本しかないんで、もう、今日で全部使い切りました(笑)。『R-1ぐらんぷり』なので、自分が一番良いと思ったネタを用意しましたから、これから当分面白くないと思います(笑)
――そうなんですか!? 盲学校時代のエピソードが多い印象があるんですが、なかなか新たにネタをストックするのは難しいんですかね。
そうですね、あの頃のネタは多いかもしれないですね。たまに、1日チャイムが鳴らない「ノーチャイムデー」っていうのがあって、「いや、チャイムが鳴らへんかったらこっちはどうやって時間を分かんねん」って思いながら過ごしたこともありましたから。
――これからいろんな番組に呼ばれたり仕事も増えて環境が激変すると思いますが、そうなると、新しくネタも仕入れられるんじゃないですか?
そうですね。そのへんはいろんな体験をさせてもらえると思うので、そこでしゃべれる話が増えてもらわないと困りますね(笑)
――もう来年の出場も宣言されてますもんね。今後、具体的に出てみたい番組はありますか?
『サンデー・ジャポン』(TBS)ですかね。好きなこと言えそうなんで。あとは『さんまのまんま』(カンテレ)に出させてもらえたらうれしいですね。