読売新聞東京本社賞(スポンサー賞 ): 特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 専務理事 安村禮子氏
同氏は、健康のバロメーターである便をテーマに「バナナうんちで元気な子! 」と題した小学校低学年向けの参加型授業を各地で実施。体に必要な栄養素の働きや消化吸収の仕組み、さらには「早寝早起き朝ごはん」の大切さを子どもたちに伝える取り組みを行っている。
審査員特別賞: 一般社団法人 食アスリート協会 アスリートシニアインストラクター 鬼塚そのみ氏
女性陸上オリンピアンチームの海外帯同食サポートを行ってきた鬼塚氏。同氏は、お米をしっかり食べる「食アススタイル」を取り入れると、アスリートが笑顔で競技に臨めると考えており、食アスならではの視点からのアスリートサポートが評価されたかっこうだ。
そのほかに新生堂薬局 営業企画部ニュートリションチームの山本愛子氏、らでぃっしゅぼーや 外販部 法人営業課の清水崇司氏、一般社団法人MOAインターナショナルの小菅豊弘氏がファイナリストとして選ばれていた。
日本健康食育協会代表理事の柏原ゆきよ氏は今回の決選大会を受け、「これからの社会にもっと広げていきたい取り組みがたくさんあった。人材の問題や、すぐに結果が出ないことなどから、食育は大事なことだけれどもなかなか広がらない」と現状の問題点を指摘。
そのうえで「多くの人の協力やご理解をいただくことが広がりにつながるはず。どんどん交流を深めて連携していただければ」と、食育の大切さを広げていくため、さまざまな団体と手を取り合ってまい進していきたいと語った。
食が健康の要であることは、誰しもが実感できるはず。今回登壇したファイナリスト以外にも、食を真剣に考えた取り組みは全国で行われている。ついつい、いいかげんになってしまいがちな食育をぜひ一度、しっかりと考えてみてはいかがだろうか。