Appleは2月9日に、米国、英国、オーストラリアで新製品「HomePod」を発売した。Apple Musicと組み合わせて利用する、音質にこだわったスピーカーで、音声アシスタント「Siri」を用いて操作するインターフェイスを採用している。
筆者は近所のApple Storeで手に入れたので早速、レビューをお届けしよう。
なお、HomePodの予約は1月26日に開始され、2月9日の発売日が近づくにつれて品薄も報じられていた。実際、2月8日の発売日前日にApple Storeで予約した場合、手元に届くのは2月14日という状況となっていた。
そこで筆者は、Apple Store開店前の朝に、オンラインストアで購入し、受け取り場所を近所のApple Storeに指定するという手段に出た。これが功を奏し、無事に発売の朝、購入することができた。
HomePodは、1辺15cmほど、高さ20cm弱の箱に収められていた。Apple StoreはHomePodに合わせて、これまでよりやや大きめの底折り部の紙袋を用意したようだ。
紙袋を渡されて驚いた。想像以上に重たかったからだ。HomePodの重さは2.5kg。一般的に重たいスピーカーは共振が少なく、高音質化に寄与すると言われている。そもそも頻繁に動かすものでもないため、重さが気になることはないのだが。
HomePodの箱を開封すると、すぐに本体が現れる。他の製品と同様に、付属しているのは簡単なセットアップガイドとステッカーだけ。電源ケーブルも直接本体から伸びており、ただプラグに挿せばOKだ。
なお、現在HomePodが発売されているのは米国、英国、オーストラリアの3カ国で、言語選択は英語しかない。春までにはフランス、ドイツといった英語圏以外の国での発売も始まる予定だ。日本での販売については、今のところアナウンスがない。