進化点のひとつがカメラ機能です。リアに搭載されるメインカメラは、S9がシングルレンズ仕様、S9+が広角と望遠のデュアルレンズ仕様となる点は従来と同じで、撮像素子の画素数も1,200万画素となっていますが、メモリーを内蔵する最新のデュアルピクセルイメージセンサーを採用することで、処理能力が従来よりも4倍高速となっています。それによって、960fpsのスーパースローモーション撮影に新たに対応しています(解像度はHD)。しかも、動くものを自動的に捉えて最適なタイミングでスローモーション撮影が行える機能も搭載していますので、失敗なくスローモーション撮影が可能とのことです。
また、F1.5の非常に明るいレンズ(S8+の望遠側はF2.4)を採用しているので、暗い場所でも鮮やかな写真が撮できます。合わせて、最大12枚の写真を合成することでノイズの低減効果も高められています。
Galaxy S9
Galaxy S9+
しかも、スマートフォンのカメラとしては珍しく、物理的な絞り機構を搭載し、明るい場所ではF2.4、暗い場所ではF1.5と自動的に絞り値が変更されます。もちろん光学手ブレ補正にも対応(S9+では、2つのレンズ双方とも対応)していますので、どういった場面でも鮮やかな写真が撮れるとしています。
この他、自分そっくりのアバターを作成できる「AR Emoji」機能や、ハート型や音符型のボケ加工が行える「Art Boche」機能なども搭載しています。
フロントカメラは、従来同様の800万画素カメラですが、背景ぼかし機能やスマートAF機能に対応しています。
ところで、背面レイアウトですが、レンズや指紋認証センサーの配置が変更されました。指紋認証センサーはS9、S9+ともにレンズの下に配置されます。また、S9+では縦に2つのレンズが並んで配置されています。従来モデルでは、指紋認証センサーを触るときにレンズも触ってしまうという問題がありましたが、配置が見なおされたことで改善しました。