最後に紹介されたのが、5G対応製品です。モバイルネットワークの世界では、2020年にも5Gが商用化されます。ファーウェイはチップセット、ネットワーク、デバイスといった分野で5Gに貢献しており、2009年から10年にわたって5Gの研究開発を続けてきたそうです。
そして2018年は、エンドツーエンドにおいて5Gの商用化を開始するとYu氏が宣言。「世界初」という5G対応チップセット「Balong 5G01」を披露しました。サブ6GHzとミリ波の両方に対応しており、ピーク速度は2.3Gbpsに達します。5GとLTEを併用するNSAと、5Gのみで運用するSAの両方式に対応するそうです。
ファーウェイは、世界で30以上の事業者と協業しており、日本ではNTTドコモ、ソフトバンクの名前が挙げられています。
このチップを搭載した製品として、ルーター(2製品)が紹介されました。サブ6GHzとミリ波にそれぞれ対応した「HUAWEI 5G CPE」で、いずれも最高2Gbpsの速度を実現し、4Gと5Gをサポート。ミリ波版のほうは、POE(Power Over Ethernet」にも対応します。
新スマホ「HUAWEI P20」は、3月27日、パリで!!
さて、ファーウェイといえば、新しいスマートフォンの発表を期待していた人も多いでしょう。Yu氏は最後に、3月27日、フランス・パリにおいて「HUAWEI P20シリーズ」を発表すると明らかにしました。
スライドには「SEE MOOORE WITH AI」というキャッチフレーズが表示され、「O」が3つあることから、3つのカメラ(!)を搭載することを示しているのではないかと考えられます。こちらの発表にも期待したいところです。