お菓子、パン、料理が好きな人にとって、憧れの家電といえば、キッチンエイドのスタンドミキサーではないでしょうか。このスタンドミキサー、独自の攪拌(かくはん)方法によって、キメ細かい均一なミキシングを可能にしています。日本では、パティスリーの厨房でよく見かけますね。
機能面はもちろん、デザインも美しいので、購買欲をそそられる家電です。アメリカでは80年も前から発売されており、持っていることがステイタス。あえて見える場所に置くという、キッチンエイドのスタンドミキサーです。筆者もずっと憧れていましたが、やはりネックは置き場所。スタンドミキサーはかなり大きめで、重さも10kg以上あるものが多かったため、購入をためらっていたのです。
そんな中、2017年9月20日に、コンパクトなスタンドミキサー「Artisan Mini(アルチザン ミニ)」(3.3L)が発売されました。アジア圏を意識して開発されたそうで、フルサイズのスタンドミキサー「KSM150」と比較して、サイズが20%小さくなり、重さは25%軽くなりました。スペック的には、幅198×奥行き312×高さ312mm、重さ7.3kgです。カラーは6色から選べて、税別価格は73,980円となっています。
小ぶりではあるものの、従来通りのパワーを持ち、小麦粉680gとMサイズの卵8個を一度にミックスできます。お値段はともかく、コンパクトで使い勝手がよさそう。さっそく使ってみることにしました。
「混ぜる」「練る」「泡立てる」機能を分担するために、キッチンエイドのミキサーには、混ぜるための平面ビーター、練るためのドゥーフック、泡立てるためのワイヤーホイップが付属しています。ヘッドアップ式で、レバーでモーター・ヘッドの固定を解除し、付け替えます。
アルチザン ミニは、キッチンエイド独自の「プラネタリーアクション方式」を採用しています。ビーターが回転しながらボウル内を時計まわりに動くのに対して、シャフトは反時計まわりに移動。惑星の軌跡のように動きます。スピードは10段階の変速機能によって、食材の状態を見ながら細かく調整できます。