富士通デザインは2月6日、スマートフォンで撮影した画像に、採寸した身体のデータを追記できるIoTメジャー「hakaruno(ハカルノ)」を発表しました。同日から90日間かけてクラウドファンディング「Makuake」を利用して資金調達し、目標額に到達した後は11月ごろに商品提供の予定です。価格は税込21,000円で、早期予約特典として8%~40%オフのコースを用意しています。
富士通デザインは、対象ユーザーを大きく2つ想定しています。1つはオークションやフリーマーケットのサイトに出品するユーザー。もう1つは顧客を実際に採寸するプロのテーラー(仕立屋)など、アパレル業界のユーザーです。
hakarunoでは、撮影したアイテムの寸法入り画像が簡単かつ正確に作れます。操作は、フリマやオークションサイトに出品するアイテムをスマホで撮影し、寸法を測る身体の部位を画面で選択。hakarunoのメジャーを実物に合わせ、測定部のボタンを押すだけ。すると、自動で採寸データがスマートフォンの画面に反映されます。間違えた場合など測り直すときも、そのままメジャーを動かしてボタンを押し直すだけと簡単です。
寸法入りの画像は、商品の概要がぱっと見た目で分かるため、商品説明として身丈や肩幅などの数値を書く場合よりも、ずっと直感的にアピールできます。
hakarunoには、専用アプリで伝票のフォーマットを取り込むことで、伝票フォーマットに合わせて採寸した数値を自動入力する機能も備わっています。アパレルのスタッフは、注文を取る際にhakarunoで採寸するだけでよく、メジャーと筆記用具を持ち替える手間もなく、記入ミスも防げるなど作業効率が向上します。
フリマやオークションに出品する機会の多い人や、アパレル業界の関係者なら、間違いなく欲しくなるアイテムといえそうです。