敵の正体は? 友情・初恋の行方は? ドラマ展開も期待
第4話までに登場したシンカリオンは「シンカリオン E5はやぶさ」「シンカリオン E6こまち」「シンカリオン E7かがやき」。オープニング映像の基地には、他にN700A(東海道・山陽新幹線)やE3系(山形新幹線「つばさ」)も登場する。公式サイトでも「シンカリオン E3つばさ」「シンカリオン N700Aのぞみ」「シンカリオン H5はやぶさ」の登場は告知されていた。番組予告動画では「シンカリオン 800つばめ」「シンカリオン 500こだま」も紹介されている。協力会社に新幹線車両を保有する各社がそろっているから、さらにキャラクターが増えるかもしれない。
これまでに紹介した以外にも、「シンカリオン 700のぞみ」「シンカリオン 700ひかりレールスター」「シンカリオン N700みずほ」「シンカリオン 500 TYPE EVA」などが商品化された。アニメに登場するシンカリオンは「デラックス シンカリオンシリーズ」として改良品が発売されていくようだ。
「シンカリオン 500 TYPE EVA」はさすがに大人の事情で登場できないだろうな……と思っていたら、なんとアニメ内でも「500 TYPE EVA」とのコラボレーションが緊急決定したという。「シンカリオン H5はやぶさ」の運転士として「発音ミク」(初音ミク)も登場予定となっている。これらのコラボにも期待せずにはいられない。
ハヤトと同級生の人気ユーチューバー、アズサの関係が、子どもたちの憧れるような初恋になるのか? という点も気になるけれど、やはり謎のエージェントの正体が最も気になる。合理化を進める会社側に抵抗する勢力……はないな。廃止された鉄道路線の亡霊という説はどうか。第1話の怪物体は鉄道関係の廃品の寄せ集めのような気がする。
子どもたちはメカにも物語にも夢中になると思うけれど、おじさんたちは一歩引いて「なるほど、こういう背景を設定するのか」「よくできてるな。頑張ったなあ」「いやその設定は無理すぎだろう」「主題歌のタイトルがシンカリオンに似せた『進化理論』というセンスもなかなか」などと感心したり、ツッコミを入れたりする。それもまた楽しい。最大のツッコミどころは、番組予告の後の「この番組はフィクションです」の表示。お約束なんだろうけれど、「誰だってわかるだろ!」と言いたくなってしまう。
新車両の登場、人間関係、謎解き。追いかけたくなる要素は多い。鉄道ファンなら要チェック! シンカリオンに乗り遅れるな!