総評 カレーがおいしい都道府県ランキング
調査の結果、カレーが最もおいしいと思う都道府県の1位は、33.1%を集めた「北海道」となった。以下、2位「東京都」(23.3%)、3位「神奈川県」(10.7%)、4位「大阪府」(5.9%)、5位「愛知県」(4.3%)、6位「石川県」(2.6%)、7位「兵庫県」(2.3%)と続いた。これ以下の府県はいずれも2%未満の数字に止まっているので、上位、特にトップ3の支持はたいへん大きいことが分かる。
1位の「北海道」のカレーを選んだ理由としては、「ジャガイモやニンジン、タマネギなどの野菜や海産物、肉や乳製品など、カレーの具材となるものがおいしいから」といった北海道ならではのコメントもあるものの、何と言っても"スープカレー"を推す声が圧倒的だった。北海道発祥のスープカレーは今や全国区の人気となり、その魅力の虜になる人が多いことがうかがえる。
2位の「東京都」は、世界有数のグルメタウン故に競争が激しく、結果的においしいカレーが揃っていることを理由を挙げる人が目立った。神保町や西葛西など、カレーで有名な街もあり、またインドやタイ、ネパール、パキスタン、欧風など世界各国のカレーや日本各地のご当地カレー、各種創作カレー、蕎麦屋のカレーなど、あらゆるカレーが楽しめることでも高く評価されている。
3位「神奈川県」と6位「石川県」はそれぞれ、横須賀海軍カレーと金沢カレーというご当地カレーに注目が集まった。カレーは元々はインド発祥のエスニックフードながら、日本人は巧みに改良を加え、まさに日本オリジナルのメニューといっても良いほどに独自の進化を遂げている。その何よりの証拠が、これらのご当地カレーかもしれない。
4位の「大阪府」は、"食い倒れ"の街・大阪のイメージがカレーにも発揮されたようだ。5位「愛知県」は、何と言っても日本一有名なカレーチェーンといっても過言ではない「CoCo壱番屋」の発祥の地として広く知られている。7位「兵庫県」は東京同様、さまざまな美食が楽しめる街であることから、カレーもおいしいに違いない、という連想が働いていることがうかがえる。
全体を通じて興味深かったのが、「よその土地のことはよく分からないので地元のカレー」とするコメントや、「我が家のカレーが一番」、あるいは「お母さんの作るカレー」などの意見が少なからず見られたこと。やはり、カレーは単なる外食というより、懐かしい記憶と共にある"ソウルフード"と呼べる存在になっているようだ。
調査時期: 2017年12月18日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性664名 女性344名 合計1,008名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません