日本HPは事業分野の選択と集中を進め、PCとプリンティングの事業を「コア分野」「成長分野」「将来分野」の3つに分類しています。コア分野は33兆円規模を持つ既存のPC市場とプリンタ市場。ここでは「プレミアムのセグメントを作りたい」と述べました。
「成長分野」は、文字通り成長させていく事業です。業務向けのPOSシステム、会議室専用のカンファレンスPCといったものから、高速インクジェットプリンタ、大判プリント、デジタル印刷などに、成長の余地があるとしています。
そして、どこまでの市場規模になるか見えないけれど、将来は確実にトレンドが来ると予測する「将来分野」が、イマーシブ、VR/AR、3Dです。2018年は、本当の意味で「使われる」という観点から、種まきの時期と考え、力を入れていくとのこと。
コア分野であるパーソナルシステムズ事業では、「プレミアム」市場の創出を目標に、高品位な製品づくりに取り組んでいます。例えば、13.3型モバイルノート「HP SPECTRE 13」では、自社開発した汚れにくく指紋の付きにくい塗装技術により、汚れると目立つはずのセラミックホワイトを本体カラーに採用するなど、「高品位」な面でも他社製品との差別化を進めています。
会場には、日本HPのプリンティングシステムを利用した展示物や、最新PCも展示。同社の現在の取り組みや今後の方向性が見えてくる、ワクワク感の高い展示がなされていました。