TVドラマと舞台が連動するプロジェクトとして、テレビ東京で放送スタートした『御茶ノ水ロック』(毎週水曜26:35~)。バンドにかける男たちの青春を描く同作は、漫画を原作とした「2.5次元ミュージカル」と呼ばれる舞台でトップを走る俳優陣が多数出演することでも話題を呼んでおり、舞台版では生ライブも行われる。
主演は、ミュージカル「テニスの王子様」、ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」、ミュージカル『刀剣乱舞』など数々の舞台で人気を呼ぶ佐藤流司。2017年にはミュージカル『刀剣乱舞』加州清光 単騎出陣2017としてソロ公演も行い、さらに自身のバンドプロジェクトも始動させるなど音楽とも結びつきが強い佐藤は、同作にどのように取り組んだのか。
音楽にかける思いをドラマに
――今回はバンド活動にかける青春を描いた作品ですが、最初に内容を聞いた時の印象はいかがでしたか?
嬉しかったし、主演でドラマをやらせていただけるというのはとても光栄なことだと思いました。本当に音楽が好きなので、バンドの話ができてよかったと思います。元々舞台の人間なので、舞台と連動になるのも自信に繋がることですし、すごくありがたかったです。
――実際に撮影の中では”ダイダラボッチ”というバンドのメンバーと作り上げていかれたのかなと思いましたが、バンドの雰囲気はどうでしたか?
最初のシーンで、もうグループ感がすごくできあがっていました。それはたぶん何度もみんなでご飯を食べに行って話し合った結果だと思うし、その空気感が映像に出ていると思います。俺はボーカルなのでずっと歌っているんですけど、周りを見て、ダイダラボッチらしさが出せればいいな、とも思いながら演じました。
――では、メンバー一人ひとりについて伺っていければと思います。ギター担当・奈良悠介役は、前山剛久さんですね。
前山君は結構お兄ちゃん気質で、面倒見が良く、みんなをまとめてくれるんです。でも、一歩先に立つようなイケイケのお兄ちゃんというよりは、後ろから見守ってくれるような感じでした。
――ベース担当の新田誠役、松本岳さんは。
完全にボケキャラなんで、ずーっとボケて俺らが笑っています(笑)。結構シュール系なんですが、俺は大好きなタイプ。「1周回って面白い」みたいなボケです。
――それは意図的なボケなんですか?
意図的なボケです。
――では、ドラム担当・乾慎吾役の宮城紘大さんは?
こちらは、意図してない方のボケですね(笑)。
――ボケの方、多いですね。
そうなんですよ、メンバーの半分がボケなんです。紘大に関しては、笑わそうと思って言ってる発言ももちろんあるんですけど、あいつ、たまに本当に天然が出るときがあって。それが炸裂したときは、みんな一番笑っています。
――佐藤さんはツッコむ方なんですか?
あまりボケる方じゃないですね。ツッコみ甲斐があるメンバーたちです(笑)。