デザインはカジュアル、音質は本格派
CT10は、ハイレゾ音楽配信サイト「groovers Japan」が立ち上げたオーディオブランド「ACTIVO」の第一弾として発売されるデジタルオーディオプレーヤーです。"特に若い音楽ファンにハイレゾで聴く音楽の感動を"というコンセプトの元に開発されているため、画面をタップ、または画面の上下左右からスライドしてパネルを引き出すなど、スマートフォンを操作したことがある人なら迷うことがない作りになっています。
本体はポリカーボネート製でつややか。画面は丸くラウンドしており、ボディ部分と自然になじんでいます。本体サイズは、縦65.2×横15.5×高さ93.2mm、重さは約112gと非常にコンパクト。実際に持ってみると、スマホの重量に慣れているせいか非常に軽く感じます。
ディスプレイは3.4型。本体の右側には基板などが入っているため、ディスプレイは左寄りに。右下にはホームボタンが搭載されています。ホームボタンをタップすると、楽曲の再生画面が表示されます。
イヤホン端子は一般的な3.5mmステレオミニ。濃いオーディオマニアが愛用する2.5mmのバランス出力はなく、スッキリとしています。
左側面には再生/停止ボタン、曲送りボタンがあります。右側面はボリュームがあり、きめ細やかに音量を調節することができます。
底面にはUSB microB端子があり、ここから充電を行います。スマートフォンにも採用されている端子で、スマホ用モバイルバッテリーでの充電も可能です。バッテリー容量は2,500mAh。実際に、ハイレゾ音源の購入(1曲)、ハイレゾ楽曲の連続再生などをしてバッテリー持ちを試してみたところ、約7時間使用できました。
サクサクとした操作性は、4コアCPUにより実現されています。またハイレゾ初心者向けとはいえ、グループ会社IRIVERが展開する高級オーディオブランド「Astell&Kern」の技術力が活かされており、音質に妥協はありません。CT10には、Astell&Kernがクロックジェネレータ、ヘッドホンアンプ、ハイエンドDACを一体型モジュールにした「TERATON」が搭載されています。ポリカーボネート製のボディでも高い音質を実現している秘密は、この一体型モジュールにあるのです。