デルは12月19日、ビジネス向けノートPC新製品「New Vostro 13/14 5000」の販売を開始した。さまざまなカスタマイズに対応しており、最小構成だと税別9万円を切る価格で購入できる。ここでは発表会の様子と実機を紹介しよう。

  • デル、ビジネスノートPC「New Vostro」発表会

    新製品はスモールビジネスユーザー向けのVostro 5000シリーズ。13インチ(右)が新たに投入され、14インチ(左)はリニューアル

  • デル、ビジネスノートPC「New Vostro」発表会

    Vostro 13 5000。シルバーとローズゴールドのカラー構成で、3種類の基本ハードウェア構成とオプションの指紋センサー、OS(Windows 10 Home/Professional)の組み合わせがある

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    Vostro 14 5000もカラーが2種類(プラチナ・シルバーとローズゴールド)、基本ハードウェア構成が3種類、指紋センサーとOS(Windows 10 Home/Professional)の選択が可能

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    オプションの指紋センサーは、右上の電源ボタンと兼用。Windows Hello対応だ

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    Vostro 14 5000はパームレスト部もアルミ。電源ボタンとタッチパッド周辺がダイヤモンドカットになっている

  • デル、ビジネスノートPC「New Vostro」発表会

    Vostro 13とVostro 14のローズゴールドを重ねてみた。同じローズゴールドでも、色味が少し違う

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    Vostro 13はシルバー、Vostro 14はプラチナ・シルバーで、こちらも若干色味が異なる

デルの渡邊氏によると、従業員が99名までのスモールビジネス分野において、デルのPCは第2位、サーバーは第1位のポジションを獲得。全分野で1位を目指すとした。

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    デル 常務執行役員 コンシューマー&スモールビジネス事業統括本部長の渡邊義成氏

今回の新モデルとともに、「アドバイザー化」がポイントだ。デルの営業スタッフにジョブローテーション制度を導入し、幅広い経験や知識をストック。最適な製品サービスを顧客に紹介できるようにする。

  • デル、ビジネスノートPC「New Vostro」発表会

    「アドバイザー化」が中心的な差別化要因となるだろう

アドバイザー化の背景には、スモールビジネスユーザーの多くは「IT投資をしたくても相談相手がいない」という現実がある。多くのIT担当者が、PC導入時の価格と性能のバランス、アフターサポートの最適レベルが判断できないそうだ。サーバー導入でも、適切な機器選択、セキュリティ対策の方針策定といった部分が理解できていないという。

そこで、デルは幅広い製品と国内拠点による「プロサポート」に加え、IT導入に関する相談も受ける。単なる注文ではなく「お客様のご相談をお待ちしております」というアドバイザー窓口を目指す。

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    スモールビジネス分野ではIT投資が消極的だそう。根本原因として、デルは「適切な相談相手がいない」からと分析

  • デル、ビジネスノートPC「New Vostro」発表会

    サーバー運用やセキュリティ対策も、よくわからないという声が多い

  • デル、ビジネスノートPC「New Vostro」発表会

    国内サポート、充実した製品構成に加えて、IT導入に対する相談窓口として営業を活用する