今秋日本に続々と上陸し、話題となっている「スマートスピーカー」。天気予報の読み上げやアラームのセット、インターネット検索などをスピーカーに話しかけるだけで行えます。iPhoneの「Siri」やAndroidの「Google アシスタント」のような音声操作機能を、スピーカーをハブにして利用できるようになった、というイメージです。
スマートスピーカーには、他のネットワーク機器やサービスと連携し、音声で操作できるという特長があります。まるで執事のように、スピーカーが御用聞きをして家電に指令を出す。そんなSF映画のような未来がついにやってきました。
そこで今回は、アイロボットのロボット掃除機「ルンバ」と、スマートスピーカーとの連携を試してみました。
連携はアプリでスムーズにできる
用意したのは「Amazon Echo」と「ルンバ960」。Amazon Echoは、Amazonのスマートスピーカー「Echoシリーズ」のスタンダードモデルにあたり、スピーカーとしての性能とコンパクトなサイズ感を両立させた製品です。音声アシスタントは「Alexa」に対応。同じくAlexa対応のスマートスピーカーであれば、Amazon Echo以外もルンバとの連携が可能です。
一方、Alexaと連携できるルンバは無線LAN対応モデルに限られます。ルンバ960のほか、「ルンバ980」、「ルンバ890」、「ルンバ690」を加えた4種類が対象機種です。
ルンバとAmazon Echoを連携させるためには、双方の専用アプリをスマホにインストールする必要があります。Amazon Echo側は「Amazon Alexa」アプリ、ルンバ側は「iRobot HOME」アプリが該当します。
Amazon Echoで音声アシスタントの機能を利用するには、「スキル」と呼ばれるスマホで言うところのアプリのような拡張ツールを追加する必要があります。Amazon Alexaアプリの「スキル」を開き、「iRobot HOME」を検索して「有効にする」をタップします。
次にiRobotアカウントへのログイン画面が現れます。ログインをすると「正常にリンクされました」という画面に切り替わり、設定完了となります。
連携が完了した後は、スピーカーに向かって話しかければ操作ができるようになります。Amazon EchoもといAlexaの場合は、「アレクサ! 」と呼びかけることで、コマンドを聞き取る待機状態になります。