冬のこの時期は、帰宅後のお風呂が至福のひととき。しかし先日マッサージ店で、スマホのKindleアプリを使いつつ入浴していることを話すと、「入浴中のスマホいじりは目が疲れるから絶対禁止! コリをほぐすはずのお風呂で真逆のことをしたらまったく意味ない! 読書なら紙の本で」と怒られてしまいました。

本をふやかしながら読むのも忍びないので、Kindleシリーズ初となる防水モデル「Kindle Oasis(第9世代)」を試してみました。電子ペーパーを採用するKindleなら目が疲れにくいでしょうし、紙の本と同じ感覚で読めそうです。

  • Kindle Oasis

    新しいKindle Oasisをお借りしてKindleシリーズを初体験

私にとってKindleシリーズは、以前からほしいと思いつつ「スマホやタブレット端末でも読めるしなあ」と、なかなか手が出せなかった端末。そんなKindle初心者でも、電子書籍専用端末としては高価 (税込33,980円から。プライム会員は4,000円引き)でハイスペックなKindle Oasisを使いこなせるのでしょうか?

持ち運びに便利なサイズ感に驚き

まずKindle Oasisを手にして驚いたのは、圧倒的な軽さと薄さです。スクリーンサイズは7インチとKindleシリーズの中で最も大きいですが、重さは194gと大画面スマホ程度の軽さ。旧モデルのKindle Oasisはもっと軽量だったようですが、Kindle初心者である私の比較対象はiPad mini (300g前後)なので、「Kindleってこんなに軽いのか」とびっくりしました。

  • Kindle Oasis

    7インチありますが、長時間持っても疲れないサイズ感です

厚さもスクリーン部分は3.4mmしかなく、デジタルデバイスというよりは、硬めのノートを持ち歩くような感覚です。最初は「荷物が大きくなるのは嫌だな」と懸念していましたが、なんなら紙の本よりも厚みがなくかさばりません。

  • Kindle Oasis

    当然ですが薄さは紙の本以下です

  • Kindle Oasis

    今回は別売りのレザーカバー(7,180円)をつけて持ち歩いていましたが、グリップ部分 (8.3mm)以上に厚みが増すこともなく、よくできています

バッグにさっと入れて持ち運べるため、移動中の読書がはかどります。今まではiPhoneのKindleアプリで読んでいましたが、読書専用端末なら通知に邪魔される心配もありません。なにより最近は一日中ディスプレイを見るような生活が続いていたので、電子ペーパーに切り替えることで目が疲れにくくなったように感じました。

  • Kindle Oasis

    新幹線の背もたれのポケットにもらくらく入るサイズ感