注目は遊び心満載の「サファリパーク」
レストランは、イタリアン「La Scala(ラ・スカラ)」、中華「Imperial Treasure(インペリアルトレジャー)」、和食「Raku(楽)」、ビュッフェレストラン「On The Plate(オンザプレート)」があり、朝食は「On The Plate」のみで展開している。和洋中様々な料理が並び、オムレツやフォーなどはシェフが目の前で仕上げてくれる。ついつい食べ過ぎてしまうのは確実だろう。
成人のみが入場できるエンターテイメントホール「RUBIK(ルービック)」がある一方で、「キッズゾーン」やその奥に広がるスポーツゾーン「サファリパーク」など、様々な層が思いのまま遊べる施設が整っている。特にこの「サファリパーク」は動物たちに誘われるような入り口で、階段を下りていくとちょっとした隠れ家的な空間になっているのもポイント。PlayStationゾーンを始め、ビリヤードやボーリングが楽しめるようになっている。
その他付帯施設として、インドア/アウトドアプールやフィットネス、ロビーラウンジ、クラブラウンジなどが設けられている。夜にロビーラウンジへ訪れると、ピアノの生演奏が行われており、周囲のアート作品とあいまって、特別なひとときを過ごしていることを実感できた。
カジノで韓国グルメを
パラダイスシティー内のカジノは外国人成年のみが利用できるようになっており、入館時には顔写真付きのパスポートや身分証の提示が求められる。フロア面積は1万5,529平方メートルと、韓国にある外国人専用カジノとして最大級の広さであり、エリア内にはテーブルゲーム(158台)、スロットマシーン(291台)、エレクトロニックテーブルゲーム(4台62席)が設けられている。
カジノ内にはプレイヤーズカード所有者が利用できるレストラン「Cafe9」もあり、和食や韓国料理、中華料理など様々なメニューを取りそろえている。メニューは当日のゲーム利用実績によって選べ、最大3食分までサービスしている。例えカジノで負けてしまっても、このレストランでおいしい時間を過ごすことができるだろう。
また、コンベンションホールとして、30席規模のミーティングルームから980席規模の大宴会場まで、大小様々な空間をそろえている。空港から3分という立地ということもあり、取材で訪れた際にも世界の人々が集うフォーラムが開催されているようだった。
仁川空港とパラダイスシティー間は毎日5~23時、15分おきに無料のシャトルバスを運行している。試しに空港まで歩いてみたところ、15分もかからなかった。できれば宿泊してその魅力を味わいたいところだが、フィットネスやプール等は宿泊者限定のサービスではあるものの、館内のアート巡りはもちろん、レストラン&カフェ、カジノ等は一般来場者も利用可能だ。韓国初の本格的IR体験を韓国観光のひとつに加えてみるのもひとつの手だろう。